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猶予付き判決の元鹿嶋市議、「償い終わっていない」 被害者とは示談成立

産経新聞 9月13日(火)7時55分配信

 18歳未満の少女2人とみだらな行為をしたとして、水戸地裁で懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)の有罪判決を言い渡された元鹿嶋市議の高村典令被告(46)。法廷では小笠原義泰裁判長の言葉に神妙な面持ちで耳を傾けていたが、閉廷後は足早に車に乗り込み、地裁を後にした。

 白いシャツに黒いストライプのスーツ、紺色のネクタイ姿の高村被告は証言台に立ち、裁判官らに一礼した。「改めて言いたいことはあるか」との問いかけに、こう述べた。

 「示談は成立したが、償いが終わったとは思っていない。私がいかに更生し、社会に貢献していくかが大事だ。どうも申し訳ございませんでした」

 弁護側はこの日、新たな証拠として、それぞれの被害者側との示談書などを裁判官に提出した。被害者の当時11歳の女児、当時13歳の女子生徒に損害賠償金を支払ったという。弁護側は「示談の成立は量刑の決定に重要な意味を持つ」として、改めて執行猶予付き判決を求めた。

 小笠原裁判長は「わずか11歳の女児を買春した悪質な犯行であり、女児の判断能力の未熟さにつけ込んだ犯行」と指摘した一方で、「いずれの犯行も暴行や脅迫を用いたものではなく、被害者に対する働きかけも強くなかった」とも述べた。

 さらに、示談の成立を踏まえ、「被告なりの反省の態度を示している。父親が監督を約束し、前科もない」として執行猶予付き判決が妥当だと判断した。

最終更新:9月13日(火)7時55分

産経新聞