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9月補正予算43億4700万円 静岡県

@S[アットエス] by 静岡新聞 9月13日(火)17時7分配信

 静岡県は13日、一般会計に43億4700万円を追加する2016年度9月補正予算案を発表した。17年度を最終年度とする県総合計画後期アクションプランの総仕上げを前倒しで実施するとともに、本県開催が予定される19年ラグビーワールドカップ(W杯)や20年東京五輪・パラリンピック自転車競技に向けた対応を加速させる。補正予算案は20日開会の県議会9月定例会に提出する。

 ラグビーW杯や五輪・パラリンピックへの対応は、県がアクションプランの実行とともに16年度当初予算で掲げた3重点戦略(スポーツ、地域外交、農林水産業)の一環。ラグビーW杯会場のエコパスタジアム(袋井市)設備改修費20億3400万円や、東京五輪・パラリンピック自転車競技会場の伊豆ベロドローム(伊豆市)へのアクセス道路整備費1億5千万円などを計上した。五輪・パラリンピックの事前キャンプ誘致推進事業費3千万円も盛り込み、重点誘致地域のオセアニアへの現地連絡員の配置などを予定する。

 このほかの重点戦略のうち、農業分野では国の経済対策を活用して先端農業推進拠点整備費10億6200万円を組み、東海大の旧開発工学部4号館(沼津市)を改修して農業の生産性革新を追究する拠点を造る。

 アクションプラン関連では4月の熊本地震を踏まえて大規模地震対策を厚くし、住宅耐震化プロジェクト「TOUKAI(東海・倒壊)―0(ゼロ)」の助成拡充8400万円などを計上した。今後の展開を見込む“芽出し”事業として、人材育成や海外誘客強化の各種事業費も盛り込んだ。

 補正後の一般会計総額は1兆2459億円。国の経済対策に伴う公共事業費などは調整次第、追加補正予算案として同定例会会期中に改めて提出する。追加規模は100億円を超える見込み。

 13日の県議会議会運営委員会で、県は同補正予算案のほか25議案を県議会9月定例会に提出すると報告した。



 ■伊豆に副知事裁量の5000万

 県が13日発表した2016年度9月補正予算案には、伊豆半島地域の政策課題に迅速に対応する「伊豆半島政策推進調整費」5千万円が新規で盛り込まれた。具体的な使途は定めずに予算枠を設定し、伊豆半島担当の土屋優行副知事の裁量で措置する。

 県内でも人口減少が深刻な伊豆半島地域に対し、現場裁量で柔軟に予算対応できるようにする。川勝平太知事の意向で15年8月に県として初めて特定の地域を担当する現地駐在型の副知事を配置。1年が経過した状況を踏まえ、伊豆半島振興の実効を上げる狙いがあるとみられる。

 想定される経費としては、NPOや地元市町から提案された地域活性化策への支援や、20年東京五輪・パラリンピック伊豆開催準備に向けた調査などが見込まれるという。

静岡新聞社

最終更新:9月13日(火)17時7分

@S[アットエス] by 静岡新聞