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FBプライバシー侵害集団訴訟、オーストリア最高裁が欧州裁に照会

ロイター 9月13日(火)10時58分配信

[ウィーン 12日 ロイター] - オーストリアで米フェイスブック<FB.O>によるユーザーのプライバシー侵害を主張し、同社を提訴した活動家が裁判所に集団訴訟としての取り扱いを求めている問題で、オーストリア最高裁は12日、欧州司法裁判所への照会を行った。

原告のマックス・シュレムス氏は、フェイスブックが欧州連合(EU)市民の個人情報を米国内のサーバーに転送することで、米国家安全保障局(NSA)によるメールなど個人情報の収集を手助けしていると主張。集団訴訟に署名した2万5000人を超えるユーザー1人につき500ユーロ(562ドル)の賠償を同社に求めている。

一方、フェイスブックは、数万人のユーザーを代表してEU全域の集団訴訟を提起する権利がシュレムス氏にはないとの見方を示している。

欧州司法裁は昨年、シュレムス氏がプライバシー保護上の問題を指摘した米国とEUの間での情報移転を緩和する「セーフハーバー協定」について、無効と判断した。

シュレムス氏は声明で「欧州司法裁が今回も同様の(ユーザーを守る)判断を下すと期待している。(集団訴訟ではなく)多くの個人がそれぞれ訴訟を起こす事態はばかげている」と語った。

フェイスブックは、オーストリアの裁判所ではシュレムス氏の訴えは集団訴訟として認められないとして、すでに2度棄却されていると説明。「欧州司法裁がこの問題を解決することに期待する」と明らかにした。

最終更新:9月13日(火)10時58分

ロイター