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アイドルマスターシリーズ初のVR作品「ビューイングレボリューション」体験レポ

アスキー 9月13日(火)20時0分配信

10月13日発売の、アイドルマスターシリーズ初となるVR作品「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」。ファン視点の体験レポをお届けします。
 「アイドルマスター」シリーズ初のVR作品「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」が、バンダイナムコエンターテインメントから2016年10月13日に発売される。本作は、PlayStation 4用のVRシステムとして同日発売の「PlayStation VR」の専用タイトル。ダウンロード専売で価格は2296円(税別)。
 

 
 本作は「アイドルマスターシンデレラガールズ(以下デレマス)」のアイドルによるライブを、まるでライブ会場にいるような臨場感で楽しめるもの。今回その開発バージョンを試遊できる機会に恵まれたため、アイマスライブ大好き野郎(+編集者+カメラマン)による体験レポートをお届けしたい。
 
「現地にいる感」がただごとではない
 体験してみた感想をひと言で言うと「完全に現地」だ。これはちょっとスクリーンショットでは伝わりきらないかもしれないが、PlayStation VRの中に広がるライブ会場には確かな“実在感”があった。視界いっぱいに広がるバーチャルな会場は、ステージやアイドルとの距離感がしっかりと感じられる3D表現になっており、周囲には自分と同じように応援している観客がいる。それらを、実際に頭や体の向きを変えることで見渡せる。「自分はライブ会場に立っているんだな」と、理屈ではなく感覚(もしくは魂)で理解できるのだ。
 
 特に感動したのは、ステージから離れた後部座席からの視点。「ステージに近い方がいいんじゃないの?」と思われるかもしれないが、「俺は今、ライブ会場にいる!」という感覚はむしろ後部座席の方が大きかった。
 
 なにしろ後部座席からの眺めは、実際のアイマスライブ会場で見慣れた景色である。観客席いっぱいに光るコンサートライト、そして表情が見えるかどうかというアイドルとの距離感。そのリアリティーはマジでハンパなく、現実に参加したライブを思い出して胸がいっぱいになるほどだった。ちょうどいいスクリーンショットが手元にないため後部座席からの視点をお見せできず申し訳ないが、ライブ経験者であれば感動すること間違いなし、ということはお伝えしておきたい。
 
 もちろん、ステージ間近で見るアイドルたちの尊さたるや限界をラクラク突破しているため、ありがたさに泣いてしまわないよう注意が必要だ。本作の会場はデレマス1stライブが開催された「舞浜アンフィシアター」がモデルとなっているため、1stライブに思い入れがある方は、なおのこと涙腺が刺激されるだろう。
 
 音響の臨場感も素晴らしかった。観客席での立ち位置や向きに応じて音の聞こえ方が変わってくるのだ。このこだわりによって没入感が格段に向上しているように感じた。ぜひ、高性能ヘッドフォンで体感してみて欲しい。ちなみに、立ち位置はボタン操作で最前列正面や左右各2ヵ所、後方座席など計6ヵ所から切り替えられる。
 
 というわけで、ここからは収録曲やシステムなど、もう少し細かい話をしていこう。
 
収録曲は完全新曲を含む3曲
 発売時の本作の収録曲は、おなじみのテーマソングである「お願い!シンデレラ」と、TVアニメファーストシーズンの主題歌「Star!!」、そして完全新曲であり本作のテーマ曲となる「Yes! Party Time!!」の3曲となる。
 
 「Yes! Party Time!!」はディスコ調のアッパーなライブチューンで、曲の途中でウェーブをする場面があるなど、デレマスの新たなお祭りソングとして定番化しそうな一曲だ。実際、9月4日に神戸で開催された4thライブ2日目(筆者はライブビューイングで参加)でサプライズ披露された際にはとてつもない盛り上がりを呼び起こした。この曲のコールを完璧にできたらとんでもなく楽しいに違いない。
 
 「お願い!シンデレラ」では、島村卯月・渋谷凛・本田未央・神崎蘭子・小日向美穂・城ヶ崎美嘉・城ヶ崎莉嘉・多田李衣菜・三村かな子の9名が登場。
 
 「Star!!」を歌うのは、赤城みりあ・アナスタシア・緒方智絵里・新田美波・前川みくの5名。
 
 「Yes! Party Time!!」のステージには島村卯月・渋谷凛・本田未央・赤城みりあ・安部菜々の5名が登場する。また「Yes! Party Time!!」では、曲調にぴったりの専用衣装が用意される。
 
アイドルの個性あふれる振り付けに注目!
 本作は、楽曲ごとに登場するアイドルが固定されている。なぜかというと、同じ楽曲でもアイドルひとりひとりを改めて別々にモーションキャプチャー</b>しており、「<b>振り付けの個性」を追求した形になっているからだ。アイドルの組み合わせを変更できない点は若干残念だが、そのぶんモーションにはこだわっているとのことなので、何度もライブを鑑賞して、それぞれのアイドルの個性を楽しんでいこう。
 
コンサートライトはライブ中に切り替えられる
 ライブの応援に欠かせないコンサートライトは、左右の手にそれぞれ4本までセット可能。どの色をどのように組み合わせるかは、事前に設定画面で10セットまで登録しておける。
 
 ライブ中はこのセットをボタンひとつで切り替えられるので、「最初は特に応援したいアイドルの色を単体で振り、盛り上がってきたら複数持ちに切り替える」といった自分なりの演出も可能だ。周囲の観客も思い思いのコンサートライトを振っているので、そういった部分に注目してもおもしろいだろう。
 
 なお、コンサートライトの操作はモーションコントローラーである「PlayStation MOVE」のほか、標準コントローラーの「DUALSHOCK 4」でも行なえる。ただし「DUALSHOCK 4」の場合は十字キーやボタンなどのデジタル操作となる。アナログスティックでの操作も検討されたそうだが、可動域が狭く、思ったようにコンサートライトを振るのが難しいためデジタル操作に落ち着いたとのことだ。
 
メインメニューではアイドルのアピールも
 メインメニューには15人のアイドルがランダムで登場。個性あふれるセリフで楽しませてくれる。ボイスはすべて新規録り下ろしだ。
 
予約特典としてリストバンドが登場!
 公式のライブグッズに存在するプロデュースリストバンドが本作にも登場。ライブ中に身につけるファッションアイテムとして使用できる。予約特典として入手できるので要チェックだ。
 
 予約特典の「プロデュースリストバンド シンデレラガールズ」は、2016年9月13日~10月12日の予約期間中に「PlayStation Store」で予約購入するとプレゼントされる。
 
早期購入特典のPS4テーマがとても良い。良すぎる
 早期購入特典として、PlayStation 4のメニュー画面のデザインを変更できる「Yes! Party Time!! テーマ」が配布される。筆者は体験プレイの現場でこのメニュー画面が表示されたとき、あまりのかわいさと華やかさ、尊さ</b>に「ハッ……」と息を飲んでしまった。筆者は仮に発売日までにPlayStation VRが手に入らなくても、このメニュー画面のためだけに<b>とりあえず購入だけはしておく覚悟だ。
 
VRの可能性をビンビンに感じられる逸品
 体験してみるまでは正直なところ「本当にライブのように楽しめるんだろうか?」と不安な部分もあった本作だが、PlayStation VRとヘッドフォンを装着した瞬間にそれが杞憂だったとわかった。自分が明るいミーティングルームにいることなど忘れてライブ会場にいるつもりで周囲を見渡してしまうくらい、音・空間の広がりが感じられたからだ。その臨場感には、思わず「おお……」と声を漏らしてしまった。「未来」がついに訪れてしまったという感じがする。
 
 特に本作のパワーを感じたのは、体験中の楽しさもさることながら、体験終了後に色々な妄想が溢れてワクワクが止まらなくなったという点だ。
 
 たとえば現実的なところでは、曲の進行に従ってコンサートライトの色や持ち方を変える「小さな恋の密室事件」などの曲が収録されたら、コンサートライト切り替え機能を存分に生かせてさぞかし楽しいだろう。また、「DOKIDOKIリズム」の「助けてお姉ちゃん」に合わせて美嘉が駆けつけるといった、実際のライブでもあったような演出が見られたら最高に違いない。さらに自分で自由にセットリストを組んで、ライブを通しで楽しめるようになったりしたら……? 怖い! あまりにも楽しそうすぎて逆に怖くなってくる。
 
 あるいは客席からの「ファン目線」だけではなく、舞台袖や楽屋などを見られる「プロデューサー目線」のモードが追加されたら、といった想像も膨らむ。ちなみにスタッフの間では、ステージに立って客席から一身に「ヘン○イ!」コールを浴びる「ガミPモード」が話題にのぼったこともあるそうだ。
 
 「ガミPモード」は行き過ぎにしても、とにかく色々と「あんなことしたい」「こんなことしたい」という夢を持たせてくれる作品だ。この技術がどんどん進歩していったら、ライブ鑑賞の選択肢として「現地」「ライブビューイング」「Blu-ray」の中に「VR」が加わる日も来るのではないかという気さえしてくる。
 
 アイマスライブをこよなく愛するプロデューサー/プロデュンヌやVRに興味があるユーザーにオススメなのはもちろん、「アイマスライブって行ってみたいけど、どんな感じか分からなくて怖い」という方がライブを疑似体験してみるのにも良いツールかもしれない。「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」は、アイマスの今後に大いに期待したくなる作品だ。
 
アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション
ジャンル
VRアイドルライブ
配信日
2016年10月13日
ダウンロード価格
2296円(税抜)
対応機器
PlayStation VR専用PlayStation MOVE対応
協力
舞浜アンフィシアター
※本製品はアイドルライブ鑑賞コンテンツです
※本製品のダウンロードにはインターネットへの接続が必要です
 
 
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
 
文● 岩倉隆史(わっくP) 編集●南田ゴウ 撮影●たかはしP(敏腕)

最終更新:9月30日(金)13時40分

アスキー