ここから本文です

【ニエル賞】落鉄でも前哨戦を完勝したマカヒキ「10・2凱旋門賞の信頼度」

東スポWeb 9/13(火) 21:45配信

【ニエル賞(仏シャンティイ競馬場芝2400メートル)】マカヒキが世界デビュー戦を見事勝利で飾った。10月2日に行われる仏GI凱旋門賞に向け11日、前哨戦のGIIニエル賞に出走したマカヒキ(牡3・友道)は日本のダービー馬らしい“熟練”の強さを見せつけ完勝。2013年のキズナに続く同レース2頭目の日本調教馬Vを飾った。日本で初めて馬券を買うことができる今年の凱旋門賞は大きな注目を集めることになりそうだが本番では多頭数、相手強化と状況が一変する。マカヒキがクリアすべき“宿題”とは――。

 凱旋門賞の前哨戦・ニエル賞はマカヒキが勝利。13年キズナに続く2頭目の日本馬Vを飾った。

 今回はいかにも相手関係に恵まれたこともあるが、クビ差ながら余裕の勝利。本番でも3歳馬は古馬に対して斤量関係が有利なこともあり、日本調教馬の凱旋門賞初制覇へ希望は膨らむ。

 しかし、悲願へ向けての課題もある。今年はおなじみのロンシャン競馬場が改修中ということでシャンティイ競馬場での代替開催。難易度の高いロンシャンのフォルスストレート(最後の直線コースの手前にある“偽り”の直線コース=未経験馬は戸惑う)を回避できるとあって「日本馬に有利」の声が多く上がっていた。実際マカヒキも細長い釣り針のような形のワンターンの右回りコースをうまくこなしていたが、本紙競馬面でおなじみのTPC・秋山響氏は手放しの楽観はしていない。

「シャンティイはロンシャンに比べ水はけの良さで知られ、凱旋門賞も極端な道悪になりにくいことは追い風。ただ、5頭立てだったニエル賞とは一転、本番は頭数が急増する(ここ3年は17→20→17頭)。こうなると心配なのはロンシャンに比べてタイトな3~4コーナーのカーブ。3コーナーにある下り勾配もやや急で、ごちゃつきやすい構造になっているのが不安材料です」

 フォルスストレートはないが、トリッキーなコーナーは負けず劣らずの難易度。油断禁物の舞台ということだ。

「勝手知ったるルメール騎手の手綱とはいえ3~4コーナーをどうスムーズにさばくかは大きなポイントとなりそうです」

 広がったり縮んだり、コース幅が一定でない形状も多頭数では不利を受ける要因になり、枠順もスムーズな競馬ができるかのカギになる。

 多頭数で一気に難しくなるコースに加え、勝ったことによるマークの強化も当然考えられる。期待のダービー馬陣営は勝利の勲章と本番への宿題を両方抱えつつ悲願達成に挑む。

最終更新:9/13(火) 21:45

東スポWeb

スポーツナビ 競馬情報

重賞ピックアップ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

失うことで不完全さの中に美を見出した芸術家
画家のアリッサ・モンクスは、未知のもの、予想しえないもの、そして酷いものにでさえ、美とインスピレーションを見出します。彼女は詩的で個人的な語りで、自身が芸術家として、そして人間として成長する中で、人生、絵の具、キャンバスがどう関わりあってきたかを描きます。 [new]