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原油供給過剰は来年前半まで、想定より長引く=IEA

ロイター 9月13日(火)18時41分配信

[ロンドン 13日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は、13日に公表した月報で、原油市場の供給過剰状態が従来見通しより長引き、少なくとも2017年前半まで続くとの見通しを示した。

わずか1カ月前には、今年後半に需給が均衡するとの見方を示したばかりだった。世界的な需要の伸び悩みや在庫の積み上がり、供給拡大を踏まえ、見通しを変更した。

IEAは「この需給関係は今後数カ月、大きく変わらない可能性があり、供給超過は少なくとも来年前半まで続く」と指摘した。

第3・四半期の世界需要がさえないとして、今年の増加見通しを140万バレルから130万バレルに下方修正した。来年は6月時点の日量120万バレルで変わらずとした。

IEAによると、今年の世界製油所処理量の伸びは、少なくとも過去10年で最低水準になる見通しだ。経済協力開発機構(OECD)加盟国の7月原油在庫は、31億1100万バレルと過去最高を更新した。

さらに石油輸出国機構(OPEC)は前日、来年の非加盟国供給量見通しを引き上げ、供給過剰がさらに加速すると指摘している。

コメルツ銀行の商品戦略部門責任者、ユージェン・ワインバーグ氏は「IEAやOPECからみて、状況が大きく悪化したようだ」と指摘。向こう半年間、需給が均衡しないとした今回のIEA見通しについて「間違いなく大きな変化」と話した。

IEA月報公表を受け、13日の取引で北海ブレント原油先物<LCOc1>は約2.5%安の1バレル=47.13ドル付近で推移している。

*内容を追加して再送します。

最終更新:9月14日(水)2時20分

ロイター