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避難所閉鎖、なお時間=住宅確保に遅れも―熊本市は解消へ・地震5カ月

時事通信 9月13日(火)14時20分配信

 熊本地震の発生から14日で5カ月。

 最大時で267カ所、11万人超が避難した熊本市では、被災者の仮設住宅や市営住宅への入居が進み、最後に残った避難所が15日に閉鎖される。ただ、益城町など熊本県内の8市町村は住宅確保へ奔走を続けており、全避難所の解消にはなお時間がかかる見通しだ。

 熊本市内で最後に残る市総合体育館の避難所は、被災者45人(12日時点)の住居が確保され、閉鎖が決まった。田中誠道さん(74)は、1次調査で一部損壊と判定された自宅が2次調査では大規模半壊とされ、仮設へ入居できることになった。ただ、「自宅の建て直し資金がこれからの心配」と、将来への不安は解消されない。

 80代の母親と避難する50代の女性は、市営住宅に入る。5カ月にわたる避難生活を振り返り、「大変だったが、避難者同士で絆ができた。離れるのが寂しい」と話した。

 熊本市以外でも避難所は集約されたが、依然、計12カ所で約450人が生活している。県は9月末までに計4058戸の仮設住宅完成を予定しているが、計画の94%にとどまる。

 益城町では仮設確保のめどが立ち、10月中の避難所閉鎖を見据える。一方、御船町では家屋被害調査の結果、新たに80戸程度の建設が必要となり、担当者は「当面は存続せざるを得ない」と話している。 

最終更新:9月13日(火)14時41分

時事通信