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<中国>鉄鋼減産進まず…8月、増加率伸びる

毎日新聞 9月13日(火)19時58分配信

 【北京・赤間清広】中国産鉄鋼の過剰生産解消が進んでいない。中国国家統計局が13日発表した8月の鉱工業生産によると、同月の粗鋼生産量は前年同月比3.0%増となり、前月の7月(2.6%増)からさらに伸びた。

 中国・杭州で今月4~5日に開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議では、過剰生産を「世界的な課題」と位置づけ、早期解消を目指すことで一致しており、中国に対する国際社会の圧力が一層強まりそうだ。

 政府主導のインフラ投資に加え、大都市圏を中心に住宅需要が堅調なことも鉄鋼の増産につながったとみられる。

 8日発表された1~8月の鉄鋼の輸出状況を見ても、金額ベースでは前年同期比14.5%減となる一方、数量ベースでは同6.3%増と高い伸びを続けており、作り過ぎた鉄鋼が格安で輸出にまわされる構図は変わっていない。

 中国政府は「数値目標を示して過剰生産解消を実現する」としているが、高炉の閉鎖や減産は雇用問題に直結するだけに鉄鋼メーカーの抵抗も強く、対策が思うように進んでいないのが実情だ。

最終更新:9月13日(火)19時58分

毎日新聞