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伊調馨、国民栄誉賞も「自分の中ではレスリング人生の通過点。50点」

スポーツ報知 9月13日(火)17時18分配信

 政府は13日の閣議でリオデジャネイロ五輪のレスリング女子58キロ級で金メダルを獲得し、女子個人種目で五輪史上初の4連覇を達成した伊調馨(32)=ALSOK=に国民栄誉賞を授与することを決めた。

 これを受け、伊調は東京・新宿の京王プラザホテルで会見。黒のジャケット姿で登場すると、冒頭「このたび、国民民栄誉賞を受賞することができました。信じられない気持ちが大きいのですが、これまで支えて下さったALSOK、日本レスリング協会に感謝いたします。今後、自分の人生をこれまで以上に考えていかないといけないなと身の引き締まる思いです」と笑顔も見せず話した。

 「誰に喜びを伝えたいか」と聞かれると、「(亡くなった)母に伝えたい気持ちあるけど、母は死んだ人間に感謝するより生きている人間に感謝しろと言うだろうと思うので、支えて下さった方々にこそ伝えたい」と一言。記念品として欲しいものについては「五輪に4度出場させていただいて、世界に出ていく機会が増えていくので、日本人女性(の魅力)、着物や和装の文化を伝えていきたいので、おねだりできたらと思います」と希望した。

 2012年に国民栄誉賞を受賞した“先輩”吉田沙保里(34)については「沙保里さんと同じ国民栄誉賞をもらいましたが、同等とは思っていなくて―。沙保里さんがいなかったら、今まで以上にレスリングに取り組んでいなかったと思うし、いつも助けてくれるありがたい存在でした」と感謝した。

 五輪4連覇を決めた際も「30点」と自己採点するなど、自己評価の厳しい女王に対して「国民栄誉賞受賞は何点?」という質問も飛んだが、「自分の中では、まだ通過点。これからまだまだ自分のレスリングつくっていきたいし、若い世代も指導していきたい。これまでのレスリング人生の半分だから、50点くらいですね」と、あくまで辛口採点を貫いた。

 注目の現役続行については「(4年後が)東京オリンピックということは私にとって、なかなかないことですし、それに自分が挑戦したいという気持ちになることもあると思う」としたが、「年齢は関係ない。ケガのこともあるし、いろいろな選択肢の中で、もう少し時間をかけて考えていくことかなと思います」と続け、明言は避けた。

 また、会見に同席したALSOKの青山幸恭社長は今回の受賞による伊調の社内での昇進などについて、「自衛隊などのようにランクが上がるなどは想定していないが、ご本人の希望などあれば、いろいろ」と、何らかの報奨を用意していることを示唆した。

最終更新:9月16日(金)10時36分

スポーツ報知

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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