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米の9月利上げ観測後退 20・21日のFOMC注目

朝日新聞デジタル 9月13日(火)23時50分配信

 米国の中央銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)が、9月に政策金利を引き上げるという観測が後退している。金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの意見が割れており、慎重な姿勢が根強いためだ。ただ、一部には利上げに前向きな意見もあり、20、21日のFOMCが注目される。

 「(利上げには)慎重さが求められる」。FRBのブレイナード理事は12日の講演で、9月の利上げは時期尚早との見方を示した。物価上昇率が「年2%」の目標を下回っていることや、雇用にさらなる改善の余地があるなどとして、早期利上げは「説得力を欠く」と指摘した。

 来週のFOMCを前に、13日から参加者が公の場で発言を控える期間に入る。ブレイナード氏は利上げに消極的な「ハト派」とみられているが、利上げに意欲的な発言が出るのではないかと、注目されていた。

 発言を受け、金融市場では早期利上げ観測が後退した。市場が予想する「9月利上げ」の確率は前日の24%から15%に、「12月までの利上げ」は59%から56%に下がった。

朝日新聞社

最終更新:9月13日(火)23時50分

朝日新聞デジタル