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360度映像やスマホの縦動画に対応した編集ソフト「PowerDirector 15」

Impress Watch 9月13日(火)20時45分配信

 サイバーリンクは、360度映像やスマホの縦動画に対応したビデオ編集ソフト「PowerDirector 15」シリーズを9月13日より順次発売する。ダウンロード版は9月13日発売で、最上位「Ultimate Suite」は19,246円。ダウンロード限定の「Ultimate」は14,796円。PowerDirector 15の標準版「Ultra」は12,019円。

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 パッケージ版は10月14日に発売。エントリー版で機能限定の「Standard」は4,850円。ダウンロード版/パッケージ版いずれも対応OSはWindows 7/8/8.1/10。

 ダウンロード限定のオーディオ編集ソフト「AudioDirector 7」とカラーグレーディングソフト「ColorDirector 5」は、各11,093円で発売。アップグレード版は各8,315円。

 PowerDirector 15と上記2ソフトに加え、新発売のPhotoDirector 8(ダウンロード版は9月13日発売)をセットにした「Director Suite 5」も用意。ダウンロード提供で、価格は24,981円。アップグレード版(18,500円)も用意する。

■360度動画編集に対応。特定の視点で通常動画に切り出しも

 PowerDirector 15上位版のUltimate Suite/Ultraでは、新たに360度動画の編集機能と、スマートフォンの縦向き動画の編集機能を追加している。

 360度カメラで撮影した動画や写真の読み込み/編集に対応し、正距円筒図法(エクイレクタングラー)をサポート。立体的なタイトルや、トランジション、エフェクト、ピクチャーインピクチャーなどを追加したり、編集したりできる。デモでは、RICOH THETAで撮影した360度動画を編集した映像が使われた。

 通常のプレビューに加えて、マウスやキーボードで360度を見回せるプレビュー機能も追加。通常プレビューと360度プレビューは1ボタンで簡単に切り替えできる。

 出力した360度動画はYouTubeやFacebookへ直接アップロード可能。スマートフォンなどで再生でき、Gear VRなどのスマホ用VRゴーグルを使って装着して視聴できる。

 360度カメラの撮影映像から特定の視点のみを切り出し、通常の2D動画に書き出せる新機能「ビューデザイナー」も搭載。見せたい領域だけを切り取れるほか、キーフレームを使い、時間に沿って視点を変えることもできる。X/Y/Z軸を調整して画角を変えたり、ズームイン/アウトやパンさせることも可能。

 スマートフォンで撮影した、9:16の縦向き動画の読み込み/編集/出力にも対応。従来は画角をそのままでYouTubeなどにアップロードすると、スマホで再生しても全画面を使った表示ができなかった。PowerDirector 15では、映像出力時にスマホの縦向き表示に適した出力設定が行なえ、さらにYouTube、Vimeo、Facebookへの直接アップロードも可能。スマートレンダリングにも対応する。

 その他、従来のバージョンから搭載している機能も強化。アクションカメラ動画向けの編集機能をまとめた「アクションカメラセンター」には、指定したフレームをスキップしてパラパラ漫画のような効果をかける「ストップモーション」と、キーフレームで映像の特定範囲にズーム、パンを設定できる「ズーム & パン」の各機能を追加。

 オブジェクトトラッキング機能には「ぼかし」効果を追加。モザイクとは異なる、柔らかい表現が可能となる。ぼかし形状は四角/楕円から選ぶことができ、選択範囲の外側のぼかしも可能。

 Ultimate Suite/Ultra/Standardの各エディション共通の機能強化ポイントとして、通常の動画編集で使えるデザイナーツールに、「ブレンドエフェクトデザイナー」を追加。ひとつの動画に別の動画や写真を、オーバーレイやスクリーン、乗算、比較明などを使って合成できる。また、「マスクデザイナー」も追加され、タイトル文字などをマスクすることで映像の一部を切り抜いた表現が可能。イーズイン/アウトでスムーズな効果に見えるよう設定でき、位置や拡大/縮小、回転はキーフレームでコントロールできる。

 ソフトウェアのパフォーマンス面では、全エディションで64bitネイティブサポート。マルチGPGPUにも対応する。出力時のレンダリング要不要を自動判断し、必要な部分だけをレンダリングして高速化する「スマートビデオレンダリング技術(SVRT)」も搭載。また、ハードウェア性能が高くないパソコンでの編集をサポートする「シャドウファイル機能」を改善し、パフォーマンスが向上するという。

 入力対応フォーマットは、Ultimate Suite/Ultraが4K解像度のMPEG-4 AVC/H.264やHEVC/H.265、120/240fpsのMP4、XAVC S、AVCHD。FLACやAAC形式のオーディオファイルも利用できる。StandardはH.264と、FLAC/AACオーディオに対応する。

 独自のクラウドストレージサービス「サイバーリンク クラウド」にも対応。Direct Suite 5とPowerDirector 15 Ultimate Suiteは50GB(従来は40GB)、Ultraは25GB(同20GB)の1年間無料使用権がそれぞれ付与される。クラウドは有料で容量追加や使用期間の延長も可能。

■PowerDirector連携ソフトに新バージョン。PhotoDirector最新版も

 PowerDirectorと連携する周辺ソフトもバージョンアップ。色編集ソフト「ColorDirector 5」は、特定の色だけ残してほかをモノクロ化するカラースプラッシュ機能を新搭載。映像の色調をシフトするカラーシフトや、プレビュー範囲を指定して色補正の結果をスムーズに確認できるレンダリング機能も搭載。既存のマスクのコピーにも対応した。

 音声編集ソフト「AudioDirector 7」は、音程を上下に変化させられるピッチベンダー機能や、音の広がりを強調できるステレオ拡張機能を新たに搭載している。

 このほか、写真編集ソフトPhotoDirectorシリーズの新バージョン「PhotoDirector 8」が、9月13日より順次発売。ダウンロード版/パッケージ版を用意し、最上位版「Suite」の価格は14,796円(ダウンロード版)。

 撮影動画から4種類の写真が作成できる「ビデオ to フォトクリエーター」を搭載。4K動画から1フレームを切り出して写真として保存したり、パノラマ写真や複数人の集合写真、1枚の写真の中に動く被写体を複数並べて軌跡のように表現する「モーションフォト」が作成できる。

AV Watch,庄司亮一

最終更新:9月13日(火)20時45分

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