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豊洲市場青果棟の地下空間に地下水3センチたまる

スポーツ報知 9月13日(火)21時25分配信

 築地市場(東京都中央区)の移転先である豊洲市場(江東区)の建物下に土壌汚染対策の盛り土がなかった問題で、民進党都議団が12日に豊洲市場を視察し、青果棟の地下空間に水が3センチほどたまっていたことを明らかにした。水は透明で臭いはなく、同行した都職員は「地下水がしみ出てきたもの」と話したという。地下水であればベンゼンなどの有害物質が含まれている可能性がある。

 青果棟の地下の床は、汚染された土壌を隔てるために敷かれた砕石層がむき出しになった状態だった。視察した田中朝子都議(57)によると、床は細かい砂利のようだった。都職員は「砂利のままにしておかないと、地下水が上がってきた時に建物が下から水圧で浮き上がってしまう」と説明。これまで35~45センチのコンクリート層でフタをしたとされる水産卸売場棟の地下空間の床にも砂利がむき出しになっている部分があり、1センチほど水がたまっていたという。

 これまで都側は、地下を盛り土にせず空洞にしたのは、配管の整備のためなどとしていたが、田中氏には「水質を確認するため」と説明。空間を埋めてしまうと水質調査ができなくなるため、今後も盛り土は行わないと話したという。現在、地下水を吸い上げるポンプが稼働しておらず、稼働すれば、たまった水の量は減ると説明を受けた。

 田中氏は「なぜ理由があるのに、はっきりした説明がなかったのか。今後調査していく必要がある」と主張した。

 小池百合子都知事(64)は10日、移転先の豊洲市場の5棟の床下で、土壌汚染対策のはずの高さ4・5メートルの盛り土が行われておらず、空洞になっていたことを明らかにした。

最終更新:9月13日(火)22時26分

スポーツ報知