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【こちら日高支局です・古谷剛彦】韓国G1生観戦 ジャパンCに似た衝撃<4>

スポーツ報知 9月14日(水)7時9分配信

 大井競馬とのコラボレーションは2013年に始まった。夏にソウル競馬場で、秋は大井競馬場で日韓国際交流競走を実施。05年から始まる国際化への道は、この頃から本格的に舵(かじ)が切られた。

 韓国では04年まで、競走馬として輸入する馬の価格に上限がなかった(03年までは海外既走馬の輸入も可能)が、2005年から2万ドルまでの上限が課せられ、日本馬をセール購入する際の多くは、九州トレーニングセールが主だった。牝馬では段階を経て上限価格が上がり、12年から撤廃。牡馬は現在、5万ドルまで引き上げられた。

 繁殖牝馬の導入に上限がなかったことに加え、今は日本や米国から多くの種牡馬が導入されている。特に韓国で実績を挙げる輸入馬の父を、米国から導入する流れが続いており、スピード色豊かな血統背景の種牡馬が揃ってきた。このことで、短距離馬のレベルは年々上がっている。コリアスプリント2着のマチョンボルトは、韓国産馬だが米国からの持ち込み馬である。

 長々と韓国競馬と日本とのつながりを書いたが、昭和後期の日本に近いイメージを、今の韓国に感じる。パート1入りを熱望し、国際レースを実施したことだけでなく、種牡馬や繁殖牝馬の導入に関しても、自国の生産馬のレベルアップを推し進めていきたい考えは酷似している。コリアスプリントとコリアカップはいずれも、遠征馬が圧倒する形で幕を閉じた。このことも、ジャパンCの衝撃に似た印象を受ける。私自身、初めての海外競馬が韓国となった。その縁を感じた韓国競馬の将来を、今後とも見守っていきたい。

 今回の遠征に際し、韓国競馬に精通する岩手ケイシュウNEWSの牛山基康さんに多くのサポートをいただいた。牛山さんは、日本版の馬柱を作成して日本の関係者に配布するなど、私のみならずご尽力いただいた。この場をお借りして、お礼を申し上げたい。(競馬ライター)=おわり

最終更新:9月14日(水)9時18分

スポーツ報知

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