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半導体大手のルネサスが同業米社を3千億円超で完全買収合意 パワー半導体強化で

産経新聞 9月13日(火)9時38分配信

 ルネサスエレクトロニクスは13日、パワー半導体などに強い米半導体メーカー「インターシル」を完全子会社化することで合意したと発表した。買収額は32億1900万ドル(約3280億円)。今後、米国内外で必要な手続きを経て、来年の上半期中に買収を完了する。

 インターシルは主に産業やインフラ、車載、航空宇宙向けなど特に信頼性や性能が重視される市場向けにパワー半導体などのアナログ半導体を製造、販売している。年商規模は日本円換算で約500億円超。

 特注のLSIやマイコンなどが主力のルネサスにとって、電力などの産業用や自動車分野は今後注文を増やしていきたい分野。インターシルの技術と製品が必要と判断した。

 同日午前に呉文精社長兼最高経営責任者(CEO)は都内で会見。インターシルの買収について「両社が扱う製品や販路は補完性があり、相乗効果を創出したい」と語った。買収で「売上高や収益の向上を目指したい」(呉社長)としている。

 ルネサスは日立製作所と三菱電機の半導体部門が統合した旧ルネサステクノロジと旧NECエレクトロニクスが合併して10年に発足した。円高や東日本大震災の影響で経営が悪化したが、産業革新機構の支援を受け、リストラを断行し、業績は回復傾向にある。

最終更新:9月13日(火)10時55分

産経新聞