ここから本文です

不振が目立つ8月小売業界の売上高。湿りがちな消費は9月も続くのか?

投信1 9月13日(火)16時10分配信

8月の既存店売上高が対前年同月比を上回った企業はわずか

2016年9月12日に内閣府が発表した7月の機械受注統計は、船舶・電力を除く民需の受注額(季節調整済)が2か月連続で前月比プラスになり、基調判断が「持ち直しが見られる」へ上方修正されました。

しかし、こうした景気に対する明るい材料とは裏腹に、このところ気になるのは順次開示が進んでいる8月の小売企業の売上トレンドです。

既に発表された数値を見ると、主要小売企業で8月の月次売上高が既存店ベースで対前年同月を上回っている企業はごくわずか(4社程度)であり、多くの企業が下回っています。対前年同月比で▲5%以上減少した企業は、

 ・アパレル系(既存店ベース):しまむら <8227> 、アダストリア <2685> 、ユナイテッドアローズ <7606>
 ・百貨店(全店売上ベース):三越伊勢丹ホールディングス <3099> 、J.フロント リテイリング <3086>
 ・衣料・雑貨・食品(既存店ベース):良品計画 <7453>
 ・家電(全店売上ベース):ケーズホールディングス <8282> 、ビックカメラ <3048>
などになります。上記で既存店ベースとして取り上げた企業は、国内全店ベースで見るともう少し良い数値になるのですが、それでも対前年同月比でマイナス基調となっています。

少し要因を考えてみましょう。

要因1:2016年8月の土日祝が少ないうえ、天候も芳しくなかった

2016年8月の土日祝の日数は9日で、2015年8月の10日に比べて減少しました。今年は「山の日」が新設されましたが、あまり効果はなかったようです。

さらに、天候も不順でした。ゲリラ雷雨が各地で発生し、月の後半は台風が北・東日本を中心に何度も上陸しました。東海から西は暑い夏でしたが、関東から北は雨と湿気の8月後半になりました。

特に人口の多い関東圏で週末に悪天候が続いたことは、小売企業の集客にマイナスに響いた模様です(多くの会社が月次報告のコメントにこの点を上げています)。

1/2ページ

最終更新:9月13日(火)16時10分

投信1

チャート

しまむら8227
12310円、前日比+290円 - 9月23日 15時0分

チャート

アダストリア2685
2315円、前日比+39円 - 9月23日 15時0分

チャート

ユナイテッドアローズ7606
2560円、前日比+39円 - 9月23日 15時0分