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好調の建機メーカー株は年初来高値も。今後の注目点は?

投信1 9/13(火) 12:15配信

この記事の読みどころ

 ・ 夏場以降、建機メーカーの株価が好調に推移しており、年初来高値を更新する日も多く見られます。
 ・ 大幅減少が続いてきた中国の油圧ショベル需要に、回復の兆しが見え始めたことが最大の理由と考えられます。
 ・ 業績修正の有無を含めた、10月下旬から始まる上期決算発表に注目が集まるでしょう。

夏場以降、建機メーカーの株価が好調に推移

2016年に入って以降、円高進行や新興国経済の回復遅れなどにより、自動車メーカーのみならず機械メーカーの収益悪化も厳しくなっています。ただ、一口に機械メーカーと言ってもその範囲は非常に広く、用途などを細かく分類するのが大変です。

その機械メーカーの中で、夏場以降、株価が好調に推移しているのが建設機械メーカーです。この建機メーカーの代表格であるコマツ <6301> や日立建機 <6305> は、9月に入ってからも年初来高値を更新する日が多く見られており、他の機械メーカーの株価低迷が続いているのとは対照的と言えます。

また、建設機械に関連した他の企業にも、株価が好調に推移している例が少なくありません。建設機械業界に何か起きたのでしょうか。

中国における油圧ショベル需要に回復の兆しが出始めた

結論から言うと、建機メーカーの株価好調の最大の要因は、中国における建機需要に回復の兆しが見え始めたことです。ただ、現時点では、あくまでも“回復の兆し”に過ぎず、まだ本格回復とは言い切れません。したがって、この先の株価は“恐る恐る”上値を試していく展開が予想されます。

中国の油圧ショベル需要はピークの2010年から▲80%超の減少に

実は、「建設機械」といっても範囲が広いのですが、コマツや日立建機の主力製品は大きく「油圧ショベル」と「鉱山(マイニング)機械」の2つです。このうち、油圧ショベルに関しては、採算的に見ても重要な地域が中国です。

その中国における油圧ショベル市場は、2010年をピークに減少傾向が止まらず、とりわけ2014年以降は大幅減少が加速しています。昨年2015年の中国需要は、ピークの2010年から▲80%以上の減少に陥った模様です(注:中国の現地企業分を除く)。

ピークだった2010年の需要がやや異常な高水準だったことを差し引いても、そこから2割の水準まで激減したのですから、業績に大きな影響が出て当然です。コマツを始めとする建機メーカーは大幅な収益悪化を強いられ、特に終わった2016年3月期は厳しいものでした。それに伴い、株価も低迷を余儀なくされていたのです。

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最終更新:9/13(火) 12:15

投信1

チャート

コマツ6301
2792.5円、前日比-21円 - 12/9(金) 15:00

チャート

日立建機6305
2567円、前日比+24円 - 12/9(金) 15:00