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アメリカ同時多発テロから15年 イスラム教徒の若者の本音とは?

AbemaTIMES 9/13(火) 12:09配信

(C)AbemaTV

日本人24人を含む、およそ3000人が犠牲となったアメリカ同時多発テロから15年が経った11日、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地では追悼式典が行われた。
式典では、旅客機が突入した時間やビルが崩落した時間などに合わせて鐘が鳴らされ、参列者たちが黙とうを捧げた。そして遺族が、犠牲者1人ひとりの名前を読み上げた。

15年前の2001年9月11日、世界貿易センタービルに旅客機2機が突入した。消防隊などが救出作業を進める中、ビルは崩落、多くの犠牲者を出した。その後アメリカ政府は、イスラム系テロ組織「アルカイダ」が実行したとしてアフガニスタンに侵攻した。

このテロ事件をきっかけに、アメリカでのイスラムの見方は大きく変わったという。

あるイスラム系の男性は「あのテロ事件が起きたとき、私はまだ10代だった。その頃はまだアメリカにいなかったが、その後アメリカで暮らし始めたときに、白人男性に『ここから出ていけ!お前は自分の国に帰れ!』と言って、中近東だとかなんだと言われた。」と、差別をうけた経験を語った。

また別の男性は「中東とニューヨークの間に起きたテロ攻撃によって、イスラムという宗教に対する人々の見方がすっかり変わってしまった。みんながイスラム教徒にあちらの連中(=テロリスト)に対するような態度をとるようになった。でも、アメリカ人は変わる必要があるし、このことについてもっと考える必要がある。彼らと私たちが違うということを知らなくてはならないのだ。」と語った。

テロ事件を母国のインドで知り、その後アメリカで生活している30代の女性も、イスラムであることで自身の身に危機感を持つようになったという。

そんな彼女はテロ後、自身の中にある変化が起きた。「私もそうだが、ほとんどのイスラム教徒は9.11をきっかけにさらに信仰心が強くなったと思う」このように彼女がより信仰心を強めた一方で、「アメリカ人とイスラム系の人々の関係は、日ごとに良くなってきている。すぐに良くなることはないが、私たちがみな心を開く、気持ちを広げることを学ぶことですべてが変わっていくと思う。たくさんの人がまだ心を閉ざし閉鎖的になっていて、ほかの人に心を開かないこともあるだろうが、いつかきっと関係は変わっていくと思う。」と、最近周囲のアメリカ人の見方に変化があらわれたと語る若者もいた。

テロから15年経った今でも、様々な形で人々の傷は残っている。

最終更新:9/13(火) 12:09

AbemaTIMES