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3年ぶり大台回復 16年青森県産米のJA概算金 「青天の霹靂」は1万4500円

デーリー東北新聞社 9月13日(火)11時31分配信

 全農青森県本部が農家からコメの販売委託を受けた各農協に仮払金の算出根拠として提示する2016年産米の「JA概算金」(60キロ当たり、1等米)について、県内で主力品種の「つがるロマン」が1万700円、「まっしぐら」が1万500円に決まったことが12日、関係者への取材で分かった。15年産米に比べてそれぞれ1500円増額となり、3年ぶりに1万円の大台に乗った。昨年、市場デビューした日本穀物検定協会食味ランキング特Aの「青天の霹靂(へきれき)」は1500円増の1万4500円に設定された。

 同日、青森市内で行われた県内10農協の組合長会議で決定した。同本部によると、全国的に飼料用米への作付け転換が進み、主食用米の生産が減少すると見て価格帯を設定したという。

 特にまっしぐらは飼料用米への転作が顕著で、主食用米は卸売業者が要望する数量を確保できない状況にある。15年産食味ランキングで初めて「A」に昇格したことで、業務用や輸出用として引き合いが高まっているという。

 青天の霹靂は県を挙げてブランド化を進めていることから、「需給環境に左右されない位置付け」(同本部)として設定。全国的な上位銘柄である山形県産「つや姫」や北海道産「ゆめぴりか」と同じ価格帯になるようにした。

 青天の霹靂は玄米タンパク質含有率6・4%以下(水分15%換算)を満たしたものだけ、米飯用として出荷できる。出荷基準に満たないコメは概算金を1万円で据え置き、基準をクリアしたコメとの価格差を広げた格好だ。

 各農協は近日中に会議を開き、JA概算金を基に手数料などの経費を決定し、生産者への仮払金となる「生産者概算金」を決める。

 八戸農協は同日中に営農委員会を開き、生産者概算金について、つがるロマン、まっしぐらともにJA概算金と同額にすることを決めた。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月13日(火)11時31分

デーリー東北新聞社