ここから本文です

伯ウジミナス、主要銀行と債務再編で合意

鉄鋼新聞 9/13(火) 6:00配信

 ブラジル高炉大手のウジミナスは、邦銀を含む主要銀行団と債務再編で合意した。これにより今年がヤマ場とされたウジミナスの経営危機問題は正式に収束。今後は本業での収益力向上で立て直しを進めていく。

 銀行団との債務再編は、金融支援の条件となっていた10億レアル(約300億円)の増資実施を受け調整が行われていたもの。ウジミナスの増資には新日鉄住金が全面的に応じる意向を表明。成功は確実だったことから、銀行団と細部の詰めが行われていた。
 債務再編で合意したのはブラジル銀行、ブラデスコ銀行、イタウ・ウニバンコ・ホールディングス、ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)といった伯大手行や国際協力銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行といった邦銀などが含まれている。
 債務再編では、返済を10年間の分割払いとし、返済開始は3年猶予される。対象となるのはウジミナスの総負債の92%で、大方の債務は繰り延べできた格好だ。
 ウジミナスは伯鉄鋼市場の需要減に対応し、クバトン製鉄所の高炉を一時休止することでイパチンガ製鉄所に粗鋼生産を集中させるなど合理化を進めている。伯市場は今後回復へ向かうと見込まれており、体質強化策も相まって本業の立て直しにもメドが付きつつある。危機が後退する中、5月のCEO人事以降、対立が先鋭化している大株主の新日鉄住金とテルニウムの関係にどう道筋が付いていくか今後の焦点になりそうだ。

最終更新:9/13(火) 6:00

鉄鋼新聞