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『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香氏に聞く 作家とコンビニバイト、2つの顔を持つ意味

AbemaTIMES 9/13(火) 12:25配信

(C)AbemaTV

今年7月、小説『コンビニ人間』で第155回芥川賞を受賞した村田沙耶香氏。執筆活動の傍ら、受賞作の舞台となったコンビニで今もなお、週3回のアルバイトをしているという。
先月には異例となる“コンビニでのサイン会”が行われ、およそ130人のファンが駆けつけた。そんな芥川賞作家とコンビニバイトという2つの顔を持つ村田氏の魅力にインタビューで迫っていく。

――芥川賞を受賞して、感想や周りの反響はどうですか?

今まで読んでくれてなかったような懐かしい友達とか、そういう人からメールが来たり。マンションの人から話しかけられたり。今までお話ししてなかった人と話をする機会がいっぱいある1ヶ月間でしたね。

受賞作の『コンビニ人間』は、幼い頃から周囲に“変わった子”と思われていた主人公の女性が、マニュアルだらけのコンビニで働く中、自分の存在を認識するというストーリー。

――主人公の設定が、ご自身もコンビニでバイトをされていて年齢も近いということで、ご自分がモデルになっているということは?

まったくそういうことではなく、設定以外はかなり1から作った主人公ですね。私とは結構、性格が違う人です。

――大学時代からコンビニでアルバイトを開始したそうですが、執筆活動の傍ら、今もそれを続けている理由は?

コンビニでバイトをしないで、専業でやってみようと思ったこともあるんです。けど、サボっちゃうんですよね。小説を書くのがすごい好きなんですけど、社会と接する時間がないと、毎日が日曜日みたいになってしまい、ダラダラしてしまうので。コンビニで働いていると朝の2時に起きて、8時から働くのでそれまでの時間執筆しています。

コンビニでの勤務は、午後1時まで。
その後、夕方からまた執筆し、遅くとも夜の9時には寝ているという村田氏。

――そのリズムがちょうどいいですか?

そうですね。一番執筆が進むリズムです。最終的に何で働いてるのかって言われたら、たぶんコンビニで働いてると小説が進むのが1番の理由なので。どちらかといえば小説人間なんじゃないかなと思っているんですね。

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最終更新:9/13(火) 12:25

AbemaTIMES