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アース製薬と吉田房織物、ダニを寄せ付けない寝具開発

日刊工業新聞電子版 9月13日(火)16時0分配信

安全性高い防ダニ剤、乳幼児の使用もOK

 アース製薬は吉田房織物(大阪府泉大津市、吉田房喜社長、0725・33・1605)と共同で、2017年春に防虫機能を持たせた寝具製品を発売する。寝具業界で初めて、ダニを寄せ付けない敷きパッドを開発した。海外渡航の増加や建物の機密性向上などを背景に、ダニの発生も増加傾向にある。防虫意識の高まりを追い風に、家庭や宿泊施設向けに拡販する。20年12月期に、約50億円の事業規模を目指す。

 アース製薬が吉田房織物と共同開発した防虫寝具は「ダニnot(ノット)」。製造工程で、内蔵する不織布に防ダニ剤を固着した。使用した防虫剤はピレスロイド系。ダニが接触すると刺激を感じてその場から逃げるため、敷きパッドにダニを寄せ付けない。肌に触れても安全性が高く、乳幼児も使用できる。

 価格は1枚当たり3000―1万円程度を想定する。敷きパッドのほか、枕カバーやキルトケットも同時に発売する。17年の販売目標(消費者購入金額ベース)は、約10億円を見込む。

 既に大手寝具問屋数社と展開を決定しており、ホームセンター、量販店、百貨店などで販売する。春夏製品として、ダニの活動が活発化する梅雨の時期の需要を取り込む。

 また、ホテルチェーンへの拡販も視野に入れる。20年の東京五輪・パラリンピック開催や訪日外国人観光客の増加に伴い、宿泊施設で害虫対策の需要が高まっている。販売数量が多い業務用として、市場を開拓する。今後は、クッションカバーなどインテリア製品の開発も検討しており、ラインアップを拡充する計画だ。

 ダニの本体や死骸は、アレルギーやぜんそくなどを引き起こす原因になる。一般的に長年使用するベッドや布団には、数万―数十万匹のダニが存在すると言われている。

最終更新:9月13日(火)16時0分

日刊工業新聞電子版

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