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佐賀大と台湾の機関、歩行支援ロボ実用化へ

佐賀新聞 9/13(火) 10:20配信

リハビリ希望者に提供

 佐賀大学医学部附属病院リハビリテーション科(佐賀市鍋島)は台湾の研究機関と共同で、脊髄を損傷して下半身がまひした患者向けの起立歩行支援ロボットの開発に取り組んでいる。日本人の特徴に合わせたロボットの実用化に向け、20時間のリハビリを希望者に無料で提供している。

 台湾の政府系研究機関「工業技術研究院」が手掛けた「ITRI-EXO(イトリエクソ)」は、人が装置を身に着けるようにして、関節の動きや筋力を補う外骨格型ロボットで、膝などを動かして起立や着座、歩行を補助する。

患者は胸や腹、足にベルトを巻いてロボットを装着し、両手のつえで体重を支えながら体を動かす。つえのボタンを押すと動作が始まる。リハビリの進み具合に合わせ、歩行練習の歩数を設定できる。

 脊髄梗塞が原因で08年から車椅子を利用している佐賀市の山崎勝利さん(69)は、昨年11月からリハビリを始めた。週2回、各1時間のペースで取り組み、50回を超えた現在は理学療法士の補助を受けながら、自力で16歩の歩行が可能になった。山崎さんは「椅子から立って目線が高くなるだけで、気持ちが明るくなる」と前向きになっている。

 山崎さんをはじめ5人が現在、イトリエクソでリハビリをしている。リハビリテーション科の浅見豊子診療教授(57)は「将来的には、実用化したロボットを着け、家の中での移動や買い物などができるようになれば」と話している。

 山崎さんをはじめ5人が現在、イトリエクソでリハビリをしている。リハビリテーション科の浅見豊子診療教授(57)は「将来的には、実用化したロボットを着け、家の中での移動や買い物などができるようになれば」と話している。

最終更新:9/13(火) 10:20

佐賀新聞