ここから本文です

トヨタやNTTなど大企業の30代 “ゆるくつながる”新団体設立の意味とは

ニュースイッチ 9/13(火) 11:40配信

大企業病”への危機感から「One JAPAN」設立

 パナソニックやNTTグループなど、大手企業の30代若手社員を中心に新団体「One JAPAN」が発足した。各企業内で、若手のアイデア活用などに取り組む団体の参加者らが集まった。彼らを動かしたのは、縦割り組織や機敏な経営をしにくい“大企業病”への危機感だ。今後、革新的な価値提供や組織活性化のノウハウを共有し、最終的には提言ができる団体を目指す。日本経済の刺激となれるか、注目される。

<“何か”をしなければならない焦り>

 10日に都内で開いた設立総会には、トヨタ自動車や三菱重工業、日本郵便、ベネッセホールディングス、富士ゼロックスなど多様な26社(グループ)から100人以上が出席した。参加者は、各企業の中で部署の枠を超えた人とのつながりづくりやアイデア活用、組織の活性化などに取り組む。多くが有志による集まりだという。

 各社の活動内容や期間はさまざまだが、同じ危機感を抱えている。一つは、隣の部署が何をしているかわからない関係の希薄さや、仕事へのモチベーションといった人間関係。もうひとつは、分断された組織の中で普段の仕事を続けるだけでは、何も変わらない。新しいことを生み出すために“何か”をしなければならない焦りだ。

 そこで、パナソニックの若手団体「One Panasonic」の濱松誠さんと、富士ゼロックスの「わるだ組」の大川陽介さん、NTTグループの「One DEN(オデン)」の山本将裕さん(NTT東日本)の3人が発起人となって、One JAPANを立ち上げた。26社の団体の中には数百人が所属する団体もある。One JAPANは、若手の団体として、非常に大きな規模となりそうだ。

 今後、情報交換や勉強会などを通じて、それぞれの活動のレベルアップを図る。濱松さんは、「新事業や革新的な価値提供、働き方を含めた人材・組織論を実践・共有し、いずれは提言を行える団体にしたい」と意気込む。

1/2ページ

最終更新:9/13(火) 11:40

ニュースイッチ