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審議会「いじめあった」と認定 書き置き根拠/青森・東北 中1男子自殺

デーリー東北新聞社 9月13日(火)11時37分配信

 青森県の東北町立上北中1年の男子生徒が2学期を目前に自殺した問題で、教育関係の有識者ら6人でつくる町教委の付属機関「東北町いじめ防止対策審議会」(荒谷国人会長)の第2回会合が12日、町内で開かれた。臨時委員として医師ら3人が新たに加わり、調査部会を設置して協議を再開。生徒が残した書き置きの内容から「いじめがあった」と認定した。

 ただ、学校から提出されたアンケートには、いじめに関する注目すべき記述がなかったといい、審議会は今後、遺族や上北中の生徒ら関係者から聞き取りを進める方針。

 会合は、漆戸隆治教育長が臨時委員に選ばれた医師と臨床心理士、大学教授に委嘱状を交付した後、非公開で行われた。

 終了後、調査部会長に就任した、医学博士で「弘大大学院医学研究科附属子どものこころの発達研究センター」の栗林理人特任准教授らが会見した。

 栗林部会長は、生徒の書き置きの文面を根拠に「いじめがあったと認められる」とする一方、アンケートからは生徒へのいじめに関する話題が出なかったことに着目。「実際どのようなことが起こっていたのかを、事実を積み上げて明らかにする」と述べた。

 審議会は10月中旬ごろまでに、自殺といじめとの因果関係を含めた中間報告を公表。年内をめどに最終報告をまとめたい考え。

 生徒は8月19日、自宅の小屋内で自殺。自宅と小屋から自筆のメモが発見された。自宅にあった遺書とみられる書き置きで、いじめ被害を訴えていた。

 いじめがあったと認定されたことを受け生徒の父親は取材に「いじめを認定していただき、少しは救われた思いだ。因果関係の判断にも注目したい」と話した。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月13日(火)11時37分

デーリー東北新聞社