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「生活できない」「仕事が欲しい」台湾の観光業者がデモ 政権交代で中国客減少、苦境に

西日本新聞 9月13日(火)12時35分配信

 独立志向が強い民主進歩党(民進党)政権の発足によって中国との関係が冷え込み、中国人観光客が減少したことに抗議して、台湾の観光業者約1万人(警察発表約7300人)が12日、台北市内でデモを行い、政府に対策を求めた。

 中国は台湾をその一部とする「一つの中国」の原則を認めるよう求めているが、民進党の蔡英文総統は明確な受け入れを避けている。これに反発した中国は台湾への旅行客を抑制し、公式対話も途絶えたままだ。

 台湾メディアによると、中国の訪台客削減策の影響で中国人観光客は大幅に減少。台湾政府によると、昨年は約418万人(前年比5%増)と過去最高で、今年も4月までは前年同期比10%増だった。しかし、5月の新政権発足後は同13%減に転じ、年間では1割ほど減少すると予想される。

 デモ参加者は「生活できない」「仕事が欲しい」と訴えて市中心部を行進し、外国人観光客の入国手続き簡素化などを要求した。

=2016/09/13付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:9月13日(火)12時35分

西日本新聞