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広瀬すず×李相日監督「映画『怒り』の撮影は大変だった」

TOKYO FM+ 9/13(火) 18:01配信

女優の広瀬すずが9月12日、TOKYO FMのレギュラー番組「SCHOOL OF LOCK! GIRLS LOCKS!」に出演。広瀬が出演した映画『怒り』の李相日監督をゲストに招き、撮影時のエピソードを聞きました。

広瀬「映画『怒り』は、1年前の未解決殺人事件を軸に千葉、東京、沖縄を舞台にした3つの物語で進んでいく作品です。私は沖縄編に登場する、小宮山泉役を演じさせてもらいました。オーディションを受けて出演する事になったのですが、この番組でも話してきたように撮影は本当に大変でした」

李監督「どんな話をしてたの?“人生の壁にぶつかってます”みたいなこと?」

広瀬「はい」

李監督「(笑)」

広瀬「李監督に言われた『自分とは勝負しないの?』っていうのが、人生で一番“ズカ! ギク! ドシ!”ってきたんですけど、その話もしました」

李監督「オーディションで決まってから、結構地獄のリハーサルが始まったじゃないですか(笑)」

広瀬「はい(笑)」

李監督「それで、過ごしてる時に見て感じたんだろうね。すごく負けず嫌いでしょ?」

広瀬「はい」

李監督「負けたくないってオーラが出ているんだけど、それが外に向かってるように見えて。だからリハーサルで演じてても“こういうのを見せるんだ!”っていうのに必死になってる気がして。なんかそれはおかしいよって。“自分をちゃんと見た方がいんじゃないの?”っていう意味で、『そんなに喧嘩したいのなら自分とやればいいじゃない』っていう風に言ったつもりなんだけどね」

広瀬「はい……(笑)」

李監督「(笑)」


広瀬「私は作品が始まる前から、李監督は厳しいって聞いてたんです。どうしてそんな風になったんですか(笑)」

李監督「どこが厳しいって言ってたの? 」

広瀬「私は厳しいとは思わなかったです。厳しいというより、指の数ミリの……」

李監督「針の穴みたいなこと?」

広瀬「そういうのをすごくいろんな所から探って。で、すっごい考えるじゃないですか。私はそれでわかんなくなっちゃったんですけど、そこに行くまですごい考える。どうしたらそうなれるんだろうって思って考えるんですけど……」

李監督「感覚でやるほうだもんね。どっちかっていうと」

広瀬「そうですね」

李監督「感覚も大事だよ。考えて、考えて、考えられなくなっても感覚は残るから。だから最初のリハーサルで感覚に頼りすぎるんだよなーって。わかりやすかったのは台本にあるところは“わーっ”てやるけど、“じゃあ、台本一回やめてこのシーンとこのシーンの間やってみて”って言ったら止まるでしょ? 止まってたでしょ?」

広瀬「止まりました」

李監督「考えてないからだよね(笑)」

広瀬「……そうですね(笑)」

李監督「でも当たり前だけど、そのキャラクターにとっては映像に映る前後の人生がいっぱいあるじゃない。そういうところは考えていかないと埋まらないし、そういうところをいっぱい考えてやる時捨てればいいんだよ。そうしたらどっかに残ってるから。っていうことを永遠やってたんだけどね。だから、最後撮影してた時のやってた事とか考えてた事とかあんまり覚えてないでしょ?」

広瀬「その芯に至るまでのものが、最後の方ですけど一気に出てくる感じはあります」

李監督「ほっといても、ちょっとどっか押したらその人の感情が」

広瀬「こういう時間があったっていうのは思ってました」

李監督「そうかい(笑)」

広瀬「そうです(笑)。今夜は李監督に来てもらいましたが、なんだか未だに心の準備ができていなくてそわそわしています(笑)」


いつになく緊張した様子の広瀬すず。この作品に関しては、李監督だけではなくキャストの皆さんに対しても、言葉が出なくなるほど胸が締め付けられる思いがするとのことでした。
映画『怒り』は、9月17日から公開です。

最終更新:9/13(火) 18:01

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