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アウガ支援案 青森市議会常任委可決 自民一転容認

デーリー東北新聞社 9月13日(火)11時39分配信

 JR青森駅前の複合再開発ビル「アウガ」の経営難問題で、青森市議会文教経済常任委員会は12日、実質的な運転資金などを「修繕積立金」から流用する支援条例案を賛成多数で可決した。28日の定例会本会議採決でも可決の公算が大きく、アウガを運営する第三セクター「青森駅前再開発ビル」の破産は当面免れそうだ。

 支援条例案は、来年3月までの必要経費を含んでおり、本会議で可決されれば、アウガの全館公共化(市有化)に向けた調整に時間的な余裕ができる。

 辞職意思を重ねて表明してきた鹿内博市長は、公共化関連議案の議決を辞職の前提としているが、地権者、債権者との調整は難航を極めていることから、市長選は来年4月の任期満了に伴う選挙となる可能性がある。

 条例案を巡っては、過去2回、ほぼ同じ内容の条例案が廃案、否決されていた。同日の常任委採決では、最大会派の自民清風会と共産党が賛成に回り、委員8人のうち賛成7人、反対1人だった。両会派や与党会派が本会議で賛成すれば、過半数を超える。

 賛成に転じた理由について、自民清風会の渋谷勲会長は「多くの従業員のことを考えれば、(三セクを)破産させるわけにはいかない」と話した。共産党市議団の藤原浩平団長も「条例案に問題点はあるが、破産を避けるためにやむを得ない」とした。

 支援条例案には、“つなぎ資金”のほか、テナント閉店の交渉に向けた弁護士費用や、テナントに返還する営業保証金も含まれ、アウガの公共化に向け一歩前進することになる。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月13日(火)11時39分

デーリー東北新聞社