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クレアさん、英国に帰国 南相馬で原発事故後の市民の健康を研究

福島民友新聞 9月13日(火)12時2分配信

 南相馬市立総合病院で東京電力福島第1原発事故後の市民の健康について研究してきたクレア・レポードさん(23)が12日、英国に帰国した。「南相馬で過ごした1年は研究だけでなく、復興の歩みを見ることもできた」と同市での1年間の研究生活を振り返った。

 英国・エディンバラ大の大学院生だった昨年2月、同大学院で講演した同病院などに勤務する坪倉正治医師(34)の話に感動、南相馬市で研究することを決意。「一緒に研究しよう」と誘った坪倉医師らの尽力により、病院職員のビザを取得し研究を続けてきた。

 専門は、世界中で疫学調査などを行う「国際保健」。災害の影響が被災者の健康にどのような影響を及ぼしているのかを研究、同病院では被災地での糖尿病の状況と新生児の健康調査に取り組んだ。

 クレアさんは帰国後、同大の博士課程に進み、引き続き研究を進める。坪倉医師は「研究者として現場を知っていることは非常に大きい」と話す。

 クレアさんは「南相馬に来てから現場の重要性が分かった。再び南相馬に戻ってきて研究を続けたい」と誓う。

福島民友新聞

最終更新:9月13日(火)12時2分

福島民友新聞