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第2原発、侵入警報オフに 重大事案発展の恐れ、規制委が厳重注意

福島民友新聞 9月13日(火)12時13分配信

 原子力規制委員会は12日、東京電力が福島第2原発(楢葉、富岡町)の侵入検知器の警報を鳴らないよう設定していたことが核物質防護規定の順守義務違反に当たるとして、同社を文書で厳重注意した。人や動く物などを感知するセンサーが作動して警報が頻繁に鳴るため煩わしくなり、近年は警備室で警報音が鳴らないよう設定していたという。

 外部からの不法侵入を防ぐため設置された検知器の作動状況は、警備室の画面で確認していたというが、規制委は「人の侵入を確実に確認できる状態にあるとは言えず、重大事案に発展する恐れがあった」と指摘した。東電は、警報を止める代わりに警備員の追加配置などの措置もしていなかった。

 問題は昨年10月の規制委の検査で発覚した。検知器の設定は現場の判断で行われ、原発の核物質防護管理者はこれを把握していなかった。少なくとも昨年9月と10月の計4回、警報音が鳴らないように設定されており、東電は「昨年9月以前には警報を切っていない」としている。東電は規制委に対し、警備担当者への教育などの再発防止策を示し、既に対策を施した。

福島民友新聞

最終更新:9月13日(火)12時13分

福島民友新聞