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修復、初代クラウン披露 福島トヨタ自動車「復興の思い重ね実現」

福島民友新聞 9月13日(火)12時22分配信

 福島トヨタ自動車(福島市、佐藤健介社長)は12日、同社が1年をかけて修復し、8月に愛知県―東京都間約430キロを走破した初代クラウンを同市の同社配車整備センターで県内初披露した。会見した佐藤社長は「福島復興への思いをプロジェクトに重ね合わせ、実現できた」と思いを語った。

 クラウン誕生60周年を記念し、全国のトヨタ自動車販売店が修復に挑んだ。同社も福島トヨタの創立70周年記念事業の一環として、昨年8月に同社が約20年保管してきた1962(昭和37)年式RS31型クラウンの修復を開始。社内公募で集まった同社の技術者や営業担当者ら36人が携わった。

 「(修復の難しさは)全国で5本の指に入るほどだった」(佐藤社長)という修復は困難を極め、部品を一から作り直すなど車体からエンジンまでほぼ全ての部分を修復。ボディーには当時のクラウンにはない濃い赤茶色の塗装を施し、当時以上の輝きを取り戻した。佐藤社長は「図面もない中、若手からベテランまでが修復に当たった。販売店の課題でもある技術伝承という点でも象徴的なプロジェクトになった」と語った。修復された初代クラウンは今後、県内の販売店などでの披露も予定されている。

福島民友新聞

最終更新:9月13日(火)12時22分

福島民友新聞