ここから本文です

真鶴町長に宇賀氏 一騎打ちを制し再選

カナロコ by 神奈川新聞 9/13(火) 11:03配信

 任期満了に伴う真鶴町長選は11日、投開票され、現職の宇賀一章氏(64)が返り咲きを狙った元職の青木健氏(63)との無所属同士の一騎打ちを制し、再選を果たした。投票率は66・84%で、前回を0・15ポイント下回った。

 前回と立場を逆にした、同じ顔ぶれによる選挙戦では、ともに人口減少、少子高齢化、地域経済の衰退といった課題への対策を政策の柱に据えたため、目立つ争点はなかった。

 宇賀氏は、財政調整基金の積み上げや中学3年生までの医療費の無料化など1期目の実績を強調。子育て支援の充実を掲げ、小中学校の入学祝い金の支給を訴えるなどして支持を集めた。

 青木氏は町の産業が潤う仕組みづくり、中学校給食の実施などを訴えたが、及ばなかった。

 当日有権者数は6753人(男3139人、女3614人)。

◆有権者、推移見守り
 「住民からの思いがどれだけ私の通信簿に表れるか」。6日の出陣式でこう口にした宇賀一章氏。有権者は宇賀町政の1期目に“及第点”を与えた。

 ただ得点による前向きなものではなく、大きな失政がなかったため「もう1期、様子を見たい」という有権者の心理が働いたといえる。

 宇賀氏はこの4年間、医療費の中学3年生までの無料化などを進めた。カキの試験養殖やお試し居住にも着手。ともにまだ目立った結果には表れていないが、そうした新しいものに取り組む姿勢も評価された。

 人口減少、少子高齢化、地域経済の衰退など課題は山積する。前途は多難だ。今回様子見をした有権者も、2期目は見る目が厳しくなるだろう。町の立て直しに向け、これからが本当の真価が問われる。

◆宇賀一章氏の横顔
 真鶴町職員を経て2012年の町長選に初当選。中学時代に本格的に始めたサッカーは実業団まで続けた。現役時はフォワードだったが、町政運営ではゴールキーパー役を目指す。「後ろからの指示役になる」。妻、長男夫妻、孫2人の6人暮らし。

最終更新:9/13(火) 11:03

カナロコ by 神奈川新聞