ここから本文です

星州郡の態度急変…THAAD反対集会を不許可、賛成集会には許可

ハンギョレ新聞 9月13日(火)14時9分配信

60日間行われた文化祭、申告書差し戻し 郡庁舎内の設置物も撤去を要請 許可を受けた報勲団体は集会開かず 闘争委員会「郡守も文化祭に出ていたのに」 

 慶尚北道星州(ソンジュ)郡は、郡庁前広場で60日間にわたり高高度防衛ミサイル(THAAD)配備の撤回を求めキャンドル文化祭を行ってきた住民に対して、今後は広場を提供しないと通告した。しかし、THAAD配備賛成の声を上げる報勲団体、安保支持団体には広場の使用を許可し、政治的に偏った行政という批判を受けている。キャンドル文化祭に参加した住民は、キム・ハンゴン星州郡守(セヌリ党)を相手取り裁判所に集会妨害禁止仮処分申請を出すことにした。

 星州郡は、星州郡庁前の広場にテントを張りTHAAD配備に反対するキャンドル文化祭を開いてきたTHAAD配備撤回星州闘争委員会、円仏教星州教堂、星州聖堂、星州第一教会に対し、11日「星州郡庁内の各種施設物の撤去要請」というタイトルの公文書を送付した。

 星州郡は公文書で「9日の北朝鮮の5回目の核実験による朝鮮半島の安保と国際情勢の急変、今週から本格的に始まる秋夕(中秋節)ムードの他、郡政業務の正常化のために、これまで使用に同意していた星州郡庁舎前広場を11日から使用不可とすることを通知する」と明らかにした。これに先立つ9日、星州警察署は住民キム・ソンヘ氏(59)が星州郡庁前広場でTHAAD配備の撤回を求めるキャンドル文化祭の継続開催のために提出した屋外集会申告書を、補完すべきとして差し戻した。警察は補完通告書で「星州郡庁前広場で集会を開くためには星州郡から使用許可を得なければならず、星州報勲団体連合会が先月28日から今月25日まで同所での集会申告を行った」と説明した。

 住民たちは7月13日から毎夕キャンドル文化祭を開き、星州郡の使用許可を受け警察に集会申告をしてきた。しかし、星州郡が突然に使用許可を出さなくなり、11日夜には星州文化院と星州郵便局前の歩道で61日目のキャンドル文化祭を続けた。しかし星州郡庁前広場に集会申告をした星州報勲団体連合会は集会を開かなかった。キャンドル文化祭に参加していたキム郡守も最近は姿を見せていない。

 星州闘争委員会の法律諮問を受け持つリュ・ジェモ弁護士は「星州郡はこれまでキャンドル文化祭のために郡庁前広場を提供し、報勲団体にも使用承認をすることで郡庁前広場での集会が公有財産の管理に支障がないことを自ら認めてきた。ところが突然キャンドル文化祭に対してのみ使用を承認しないというのは、公有財産管理ではなく集会の内容を規制しようとする措置と見ざるをえない。これは憲法が保障する集会・結社の自由を侵害する素地が大きい」と話した。星州郡庁前広場には、「公有財産および物品管理法」上、星州郡が所有し管理する公有財産でありながら開放された場所であるため「集会およびデモに関する法律」上、屋外集会が可能な場所でもある。ソウル市は「ソウル広場の使用および管理に関する条例」を作り、ソウル広場を許可制ではなく申告制で運用している。

 星州闘争委員会の広報と実務委員を務める住民パク・スギュ氏(53)は「郡守も一時はキャンドル文化祭に参加していたが、急に何を恐れて郡庁前広場を使用できないよう阻止するのか理解できない」と話した。

キム・イルウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9月14日(水)22時25分

ハンギョレ新聞