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日本の音楽史に残る名曲を女性デュオたちがカバー、ザ・ピーナッツ トリビュート盤の豪華な内容とは?(Album Review)

Billboard Japan 9月13日(火)20時0分配信

 日本が世界に誇るガールズユニット ザ・ピーナッツのふたりが生まれて75年、解散からは40年が経った今年、現在シーンで活躍する女性アーティスト24名がそれぞれにタッグを組み、代表的な12曲を蘇らせたアルバム『ザ・ピーナッツ トリビュート・ソングス』が、9月7日にリリースされた。

 なにせザ・ピーナッツがデビューした1959年に生まれた人が57歳、解散~引退した75年で考えても40代となるわけで、今の若い世代には耳馴染みの無いアーティストかもしれないが、代表曲のいずれかを聴けば「あ、これ……」と思うことも多いだろう。彼女たちは前述したように59年、シングル盤『可愛い花』でレコードデビューしてから約16年の間トップシーンをまい進し続け、アメリカの人気テレビ番組『エド・サリヴァン・ショウ』や『ダニー・ケイ・ショウ』への出演など海外でも成功を収めた唯一無二の存在だ。

 そんな中、リリースされた『ザ・ピーナッツ トリビュート・ソングス』には、そうそうたる顔ぶれの女性アーティストが揃った。DREAMS COME TRUEのライブでもおなじみの女性ユニット FUNK THE PEANUTSにはじまり、若手ではももいろクローバーZやLittle Glee Monsterのメンバーが参加。植村花菜、矢井田瞳、島谷ひとみ、夏川りみら一線級のシンガーに、アニメシーンでの活躍が目立つ中川翔子と平野綾。そして森高千里、太田裕美、谷山浩子、岩崎宏美、石川ひとみといったベテラン勢まで、様々なアプローチで日本の音楽史に残る名曲をカバーしているのだ。

 さらに最後の1曲として、60~70年代にオンエアされた伝説的テレビ番組『シャボン玉ホリデー』のエンディングテーマに起用されていた楽曲で、ザ・ピーナッツがアメリカン・ジャズのスタンダード・ナンバーをカバーした「スターダスト」も収録。かつてのザ・ピーナッツを知る人や参加している女性アーティストのファンはもちろん、昭和を代表する歌謡ポップスの珠玉のメロディを現代アレンジでたん能できる作風のため、音楽ファンが広く楽しめる作品になっている。

 また、同日にはこのトリビュート盤に収録された楽曲のオリジナル音源を収めたアルバム『ザ・ピーナッツ オリジナル・ソングス』もリリースされた。昨今のアイドルブームの影響でシーンには現在、数多くの女性アイドルやユニットが存在するが、その源流のひとつともいうべき偉人たちが遺した名曲の数々を、若い世代のリスナーたちが知る機会になると期待したい。


TEXT:杉岡祐樹

◎アルバム『ザ・ピーナッツ トリビュート・ソングス』
2016/09/07 RELEASE
KICS-3419 3024円(税込)
収録曲:
01.恋のバカンス
FUNK THE PEANUTS(吉田美和/浦嶋りんこ)
02.恋のフーガ
ももいろクローバーZ(百田夏菜子/玉井詩織)
03.ふりむかないで
Little Glee Monster(アサヒ/manaka)
04.情熱の花
相田翔子/森高千里
05.明日になれば
矢井田瞳/植村花菜
06.恋のオフェリア
鈴木亜美/藤本美貴
07.モスラの歌
中川翔子/平野綾
08.手編みの靴下
夏川りみ/島谷ひとみ
09.指輪のあとに
太田裕美/谷山浩子
10.大阪の女
森口博子/マルシア
11.ウナ・セラ・ディ東京
岩崎宏美/石川ひとみ
12.銀色の道
華原朋美/misono
13.スターダスト
ザ・ピーナッツ(伊藤エミ/伊藤ユミ)

◎アルバム『ザ・ピーナッツ オリジナル・ソングス』
2016/09/07 RELEASE
KICX-989 2500円(税込)

最終更新:9月13日(火)20時0分

Billboard Japan

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。