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高田・針山氏不正、辞職へ 富山市議会政活費問題、民政クも水増し請求

北日本新聞 9月13日(火)12時32分配信

■会派ぐるみ、選挙に流用

 富山市議の政務活動費を巡る不正が自民会派で相次いで発覚する中、民進党系会派・民政クラブの高田一郎会長(69)=水橋大正町、通算7期、針山常喜幹事長(70)=清風町、同6期=が13日、記者会見し、政活費を着服して選挙費用にも流用したことを明らかにした。長年にわたって領収書の偽造を繰り返し、「会派ぐるみ」での不正の総額は「数百万円になる」と述べた。両氏は責任を取り、14日に辞職願を提出する。

 民政クは不正額を調査し、全額を返還する意向を示している。政活費の不正を自民市議以外で認めたのは初めて。議員辞職は両氏を含めると計5人となる。

 記者会見は、両氏に橋本雅雄氏(52)=富岡町、1期、尾上一彦氏(50)=下大久保(大沢野)、1期=を加えた会派の全4人が市役所議会棟委員会室で行った。

 針山氏によると、市政報告会用のお茶・菓子代や資料印刷代で、業者から白紙の領収書をもらって自ら金額を記入したり、領収書の金額を改ざんしたりする手口で水増しして請求。針山氏が会派事務員に不正を指示し、水増し分は高田、針山両氏の個人の銀行口座に移し、プールしていたという。

 不正受領した総額など詳細について、針山氏は「2013年度から3年分を精査しており、14日に説明する」と話した。いつから手を染めているのか問われると、「先輩(会派の元会長・故人)から教わった」と述べた。元会長は2010年に亡くなっており、それ以前から不正を始めたことになる。

 使途を問われると、13年の前回市議選の際、高田、針山両氏が、それまでにためてあった分を選挙費用に充てたと説明。選挙後には、来春の市議選に向けてあらためてプールを始めた。針山氏は「香典に使うこともあった」と話した。

 針山氏は会見が始まった当初、幹事長である自分が政活費を管理し、不正な処理も一人で行い、「3人は全く知らない」と説明した。最初は高田氏も「把握していない」と話したが、報道各社の追及を受けると、ようやく関与を認め「血税である以上、罪は重い」と語った。

 橋本、尾上両氏は共に数日前まで不正を知らなかったと述べた。


■二階氏「襟正せ」 地方議員に自民通達へ
 自民党の二階俊博幹事長は13日の記者会見で、富山市議会の自民会派の市議らに政務活動費の不正請求が発覚した問題を踏まえ、党所属の地方議員に注意を促す通達を出す方針を明らかにした。「互いに襟を正し、しっかりしようという通達を出すべく関係者に指示した」と述べた。

 政務活動費の使途や報告については「ルールに従う必要があるのは言うまでもない。国民に後ろ指をさされないようにしなくてはいけない」と強調した。

北日本新聞社

最終更新:9月14日(水)15時8分

北日本新聞