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特産木綿「福野縞」復活を

北日本新聞 9/13(火) 22:18配信

 南砺市福野地域の特産木綿・福野縞(じま)の本格的な復活に向け、地元有志グループが13日、同市福野の「ギャラリー市の里6号館」で、織機の試運転をした。まずは作り手を育成し、土産物などとして、衣類や小物の加工、販売につなげたいと考えている。

 福野縞は、縦じまを基本に、格子状など多様な模様を織り込むのが特徴。1820年ごろから作られ、福野地域の織物業を支えた。大正時代に最盛期を迎えたが、戦後の化学繊維普及とともに廃れた。

 復活を目指しているのは、地元の福野中部自治振興会と南砺市観光協会福野支部でつくる福野縞の会(栗山芳雄会長)。地産地消を軸に循環型社会構築を目指す市のエコビレッジ構想の一つに位置付けられ、地方創生の交付金を受けて取り組む。

 郷土史研究グループが所有していた足踏み織機を活用。技術を受け継ぐ2人のうちの1人、六反郁子さん(82)=同市福野=が製造を受け持ち、作り手の育成にも取り組む。50代女性ら2人から、学びたいという申し出があるという。

 担い手の拡大から本格生産につなげ、将来的には、福野縞を用いた小物やシャツなどを土産物として販売したい考え。栗山会長は「伝統産業を継続し、人口減が進むまちなかを少しでも元気にしたい」と、地域再生への波及効果を期待する。

 同会では、不要となった織機の提供を呼び掛けている。申し出は観光協会福野支部、電話0763(22)8700。

北日本新聞社

最終更新:9/13(火) 22:18

北日本新聞

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