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開幕へ準備急ピッチ 藤城清治展 県立近代美術館

北日本新聞 9/13(火) 23:54配信

 県立近代美術館で16日から始まる企画展「藤城清治 光よろこびメルヘン展」の展示作業が進んでいる。13日はスタッフ約50人が詩情あふれる影絵を壁に並べ始めた。会場中央には、企画展のシンボル的な存在となる高さ7メートルの塔も設置され、開幕に向けて急ピッチで準備が整っている。

 藤城さんは1924年、東京生まれ。慶応大在学中から影絵劇の創作活動を開始。テレビ番組で生み出したキャラクター「ケロヨン」が、大人気を博した。影絵作家としてファンタジーや童話の世界を表現し、数々の絵本や画集を出版。紫綬褒章や旭日小授章を受章した。企画展では初期の油絵から富山を描いた新作まで約240点がそろい、光と影の総合芸術が楽しめる。

 スタッフは照明器具を取り付けた真っ黒な壁に藤城さんの影絵をはめ込み、会場の中央に設けた塔の周りには飛行機や汽車の模型をつり下げた。企画展を担当する県立近代美術館の若松基普及課長は「藤城さんの影絵には不思議を感じずにはいられない独自の表現がある。美術ファンに限らず、多くの方に楽しんでもらえるはず」と話す。

 企画展は11月13日まで。前売り券は一般1200円(当日1400円)。北日本新聞社と高岡、新川、砺波の各支社、県立近代美術館と県水墨美術館、アーツナビなどで販売する。

 問い合わせは県立近代美術館、電話076(421)7111。県立近代美術館と北日本新聞社主催。

北日本新聞社

最終更新:9/13(火) 23:54

北日本新聞