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過去に6例のみ!両リーグ揃っての“野手新人王”

ベースボールキング 9月13日(火)11時45分配信

セ・パともに野手が新人王っていつ以来?

 楽天のルーキー茂木栄五郎は12日、本拠地でのオリックス戦でプロ入り後自身初となる1試合2本塁打を記録した。

 茂木はここまで、101試合に出場して打率.283、6本塁打、36打点の成績を残しており、パ・リーグ新人王候補の筆頭だ。一方セ・リーグは、新人歴代3位となる12度の猛打賞を記録する阪神の高山俊が、ルーキー離れした活躍を見せている。セ・パともに野手が新人王を受賞するという可能性も出てきた。

 新人王は投手が圧倒的に多く、野手の新人王はというとセ・リーグが2010年の長野久義(巨人)、パ・リーグではなんと1998年の小関竜也(西武)を最後に出ていない。

 21世紀以降、セ・リーグでは5人の野手新人王が誕生しているのに対し、パ・リーグでは1人もいないというのは驚きだ。

最後の「両リーグで野手が新人王」は...?

 直近の「両リーグ揃って野手が新人王を受賞したシーズン」を調べてみると、いまからちょうど20年前の1996年まで遡る。

 この年はパ・リーグが金子誠(日本ハム)、セ・リーグは仁志敏久(巨人)が受賞した。

 金子は常総学院から93年のドラフト3位でプロ入り。プロ3年目だったこの年、二塁のレギュラーに定着し、リーグ最多の38犠打を記録。117試合に出場して、打率.261、4本塁打、33打点の成績を残した。

 仁志は95年ドラフト2位で巨人に入団。1年目から三塁のレギュラーとして出場し、打率.270、7本塁打、24打点を記録した。首位・広島と最大11.5あったゲーム差をひっくり返しリーグ優勝した“メークドラマ”にも貢献している。

81年は純粋なルーキー野手が新人王

 金子はプロ3年目での受賞となったが、純粋な“新人で見てみるとさらに昔。今から35年前の81年のことになる。この年の新人王は、石毛宏典(西武)と原辰徳(巨人)だ。

 石毛はプリンスホテルから80年ドラフト1位で西武に入団し、遊撃のレギュラーとして活躍。新人ながら落合博満(ロッテ)と首位打者争いを繰り広げるなど、打率.311を記録した。

 原は東海大から80年ドラフト1位で巨人に入団。王貞治氏が引退した翌年にプロ入りした原は、プロ2戦目に中日の小松辰雄からプロ初本塁打を記録する。その後も、バットで存在感を示し、打率.268、22本塁打、67打点をマークした。

 その他の年を見ても、80年以上のプロ野球の歴史を誇るが、52年、59年、69年、84年と新人王の野手は6例しかない。野手が新人王を獲得することが難しいかが分かる。茂木と高山の2人は久しぶりの野手新人王を受賞することができるだろうか。

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最終更新:9月13日(火)12時51分

ベースボールキング

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