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日本の農業、白山で学ぶ カンボジアから初研修

北國新聞社 9/13(火) 2:35配信

 カンボジア日本人材開発センター(CJCC)の研修は12日、北陸三県で初めて始まった。初日はカンボジアの農産物の生産、加工、販売に携わる人や政府関係者ら視察団の25人が白山市を訪れ、JA白山の農産物直売所などを見て回り、日本の農業技術を学んだ。今後、カンボジアの農業技術の向上に知識を生かす。

 国際協力機構(JICA)北陸によると、カンボジアでは人口の6割が農業に従事している。米の生産量、消費量は多いが、技術、知識が未熟で生産効率が悪い。日本の農協のような組織もあるが、うまく機能していないという。

 2014年にJICA北陸が実施した北陸三県の中小企業によるカンボジア視察を契機に、現地で北陸への関心が高まり、今回の研修先に選ばれた。

 昨年6月にオープンしたJA白山の農産物直売所「よらんかいねぇ広場」に到着した一行は、同JAの竹内文雄組合長の案内で施設を見て回り、生産者が毎日農産物を持ち寄って自ら値付けしていることや、全国のJAと連携して品ぞろえを豊富にしていることなどを学んだ。団員からは「安心・安全のチェックはどうやっているのか」「カンボジアの農業組織をどうしたら強化できるのか」といった質問が上がった。

 一行はその後、近くの井口ライスセンターに移動し、米の乾燥、もみすり、保管、品質検査などの説明を受けた。

 金沢市では、地元企業や金融機関、自治体の代表者24人との交流会が開かれた。一行は13日に坂井市の久保田酒造、14日に射水市の北陸近畿クボタ小杉物流センターなどを視察する。その後は関東に移動し、18日に帰国する。

 団長のカム・ウォンCJCC所長は「カンボジアには若者が多く、労働力がある。視察した施設は農産物を売るためによく考えられており、将来、日本のレベルに近づきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:9/13(火) 2:35

北國新聞社

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