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HP Inc.、サムスンのプリンタ事業を10億5000万ドルで買収へ

CNET Japan 9月13日(火)11時16分配信

 サムスンがプリンタ事業を分社化し、約10億5000万ドルでHP Inc.に売却する。両社は米国時間9月12日、HP Inc.がサムスンのプリンタ事業を買収することで合意に達したと発表した。買収は、サムスンが11月1日にプリンタ事業を分社化した後、実施される予定だ。

 サムスンによると、同社のプリンタ事業は6000人を雇用しており、中国で複数の生産施設、世界中で50の営業所を有しているという。2015年の売上高は2兆ウォン(18億ドル)だった。HPは分社完了後のプリンタ事業の全株式とその海外資産を買収することで合意している。

 サムスンによると、同社は韓国で今後もサムスンブランドのプリンタの販売を継続するが、プリンタはHPから調達するという。

 サムスンは公開市場での取引を通して、HPに1~3億ドルの株式投資を行う予定だとHPは述べた。

 HPはまた、プリンタ関連の特許6500件を取得する。同社によると、プリンタ事業の従業員6000人のうち、1300人はレーザープリンタなどの高度な専門知識を持つ研究者やエンジニアだという。

 HPは、サムスンのプリンタ事業を買収することで、550億ドル規模の複写機業界にも影響力を持てるようになると述べた。HPの狙いは、企業内の古くなった複写機を多機能プリンタ(MFP)で置き換えることだ。サムスンのA3 MFPのポートフォリオもその1つとなる。

 市場調査会社のIDCが5月に発表したデータによると、2016年第1四半期のハードコピーペリフェラル(HCP:プリンタや複合機など)の世界市場は前年同期比で10.6%縮小したという。

 同四半期の総出荷台数2300万台のうち、HPのシェアは36%だった。サムスンのシェアは4%で5位となり、前年同期比の下げ幅がベンダーの中で最大となった。

 買収は、規制当局と株主の承認を経て、1年以内に完了する見通しだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

最終更新:9月13日(火)11時16分

CNET Japan