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ルネサス:米インターシル買収発表、3200億円-車載用半導体強化

Bloomberg 9月13日(火)8時17分配信

半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスは同業の米インターシルを買収し、完全子会社化すると発表した。電気自動車や自動運転などクルマの電動化が進む中で車載関連の強化を図る。

発表によると、買収価格は32億ドル(約3200億円)。1株当たり22.5ドルで、12日のインターシル株価終値を14%上回る。手元資金を使い、借り入れや増資はしない。インターシルは省電力用などの半導体に強みを持つメーカーで、ルネサスは同社を傘下に収めることで自動運転関連など車載用半導体の強化を図る。

ルネサスは2010年にNECの半導体子会社と日立製作所・三菱電機の共同出資会社が統合して発足。主力製品の販売不振から経営危機に陥った13年には政府系ファンドの産業革新機構に加えトヨタ自動車など8社から計1500億円の出資を受けた。ブルームバーグのデータによると現在は機構が69%の株式を保有する。16年3月期の純利益は863億円。

13日に都内で記者会見した呉文精社長は、買収効果が出るのは4、5年後だとし、「年間170億円ぐらいのシナジーは出していく」と話した。買収価格については、「最後に競争があり、ギリギリの価格で獲得できた」と述べた。

東海東京調査センターの石野雅彦アナリストは「技術的なシナジーはあるが、利益に対して買収価格が割高にみえる」と述べた。また「インターシルの技術者が他社に転職するリスクも内在する」と指摘した。

M&A今後も

買収完了は17年1-6月を予定。インターシルの取締役会は全会一致で買収に賛同している。連結業績への影響は買収の進行状況に応じて開示する。

呉社長は企業の合併・買収(M&A)について「パズルのピースがそろったわけではない」とし、今後も候補企業に積極的に声を掛ける考えを示した。11月には中期経営計画を策定する方針。

13日のルネサス株はいったん売られたものの、前日比2.2%高の616円で取引を終えた。

最終段落に株価終値を追加しました.

Pavel Alpeyev, Takashi Amano

最終更新:9月13日(火)16時12分

Bloomberg

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