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債券売りは続くのか-ゴールドマンとシティの見方割れる

Bloomberg 9月13日(火)11時42分配信

債券相場の下落をめぐり米ゴールドマン・サックス・グループは少数派の見方を取っており、下げが続くと予想している。これに対し米シティグループや英アビバ・インベスターズなどのライバルは、債券相場が総崩れになることはないと見込んでいる。

ゴールドマンは米国債利回りがあまりに大幅かつ急激に低下し、世界的な量的緩和は効果を失いつつあると指摘する。一方、これと反対の立場を取る市場関係者は、先進国経済が引き続き停滞するため、政策当局が債券購入を通じ一層の景気刺激策を行うと期待する十分な理由があると主張している。

シティの金利ストラテジスト、ジャバズ・マタイ氏(ニューヨーク在勤)は調査リポートで、「この下げはリスク調整であり、経済指標、特にインフレ指標の改善を映すものではないことを明確にしておこう」と述べ、「2013年秋や15年春のような持続的な下落局面は予想されない」と記した。債券相場の下落は顕著で、10年物米国債利回りは先週、過去1カ月で最大の上昇を記録し、12日には一時6月23日以来の高水準を付けた。同年限のドイツ国債利回りも英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票以来の高水準に達した。

利回り上昇が加速した背景には、欧州中央銀行(ECB)が9月8日に債券購入プログラムの拡大を期待していた投資家を失望させたことがある。また、日本銀行の購入可能な証券が限界に近づいているとの観測も広がっている。

12日のニューヨーク市場では米10年債利回りは午後1時時点で1.69%。一時は1.70%を付けた。9日に7月以来のプラス圏に浮上した独10年債利回りは0.04%。

ゴールドマンでグローバルマクロ・市場調査共同責任者を務めるフランチェスコ・ガルザレリ氏(ロンドン在勤)は、債券安は続くだけだと述べ、米10年債の利回りが17年初めにかけて2%に上昇すると予想。一方、シティは米10年債相場が年末までに上昇し、利回りは1.60%に低下するとの見方を示している。

原題:Goldman and Citigroup Divided on Whether Bond Rout Will Persist(抜粋)

Anooja Debnath, Paul Armstrong

最終更新:9月13日(火)11時42分

Bloomberg