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ゴールドマン契約コピーもEU要求-ロビイスト扱いされるバローゾ氏

Bloomberg 9月13日(火)13時42分配信

米銀ゴールドマン・サックス・グループで顧問を務めるバローゾ前欧州委員長(元ポルトガル首相)の役割を欧州連合(EU)オンブズマン(行政監察官)が問題視したことを受けて、EUの行政執行機関である欧州委員会は、ゴールドマンでの新たな職務に関する「明確な説明」と契約書のコピー提出をバローゾ氏に求める方針だ。

EUオンブズマンのエミリー・オライリー氏は、ユンケル欧州委員長に宛てた5日付の書簡で、英国のEU離脱をめぐりバローゾ氏が顧問としてゴールドマンに助言を行うことに疑問を提起。ユンケル委員長はオライリー氏への返信の中で、「新たな職務についての明確な説明と契約に関する条件の開示」をバローゾ氏に求めていく考えを明らかにした。

ユンケル委員長は9日付の返信で、「バローゾ氏は欧州委において前委員長ではなく、利益代表として扱われ、他の全ての利益代表と同じルールに従うことが求められる」と説明。欧州委のアレクサンダー・ウィンターシュタイン報道官も12日にブリュッセルで記者団に対し、「バローゾ前委員長が欧州委を訪れる際は、前委員長としてではなく、利益代表すなわちロビイストの扱いを受けることになる。ご存じの通り非常に厳しい全てのルールが適用される」と述べた。

ゴールドマンは、2004年から14年まで欧州委員長を務めたバローゾ氏がゴールドマン・サックス・インターナショナルの非常勤会長となり、国際問題で助言を行うと7月8日に発表。バローゾ氏が欧州委員長を退任後、2年足らずでゴールドマンの役職を受け入れたことについて、オライリー氏は「彼が過去に務めた職務の重要性と、現在関係している金融機関のグローバルパワーおよび影響力、歴史を考えた場合」、懸念を引き起こすと主張した。

原題:Juncker Seeks ‘Clarifications’ From Barroso on Goldman Post (1)(抜粋)

Jones Hayden

最終更新:9月13日(火)13時42分

Bloomberg