ここから本文です

相次ぐ米石油・ガス会社の破綻、銀行の債権回収率は「壊滅的」水準

Bloomberg 9月13日(火)14時10分配信

米国の石油・天然ガス会社の破綻が銀行にとってこれほど「壊滅的」だったことは久しくなく、今世紀のどの業界と比較しても最悪である可能性をムーディーズ・インベスターズ・サービスが指摘した。

ムーディーズは12日のリポートで、石油・天然ガス会社の債権者は融資のうち平均21%を回収しているにすぎず、過去数十年の平均の約59%を下回ると説明。同リポートは昨年、米連邦破産法の適用を申請した探査・生産会社15社への融資を調査している。デービッド・キースマン氏を中心とするこの調査によれば、債権回収率は2001年と02年の電気通信業界の破綻のケースと同水準かそれよりも悪い可能性がある。高利回り債の回収率はわずか6%。

石油・天然ガス業界の各社では債務の利息を支払う現金が不足し、2年余りに及ぶ原油価格下落を背景に同業界のデフォルト(債務不履行)は増加している。ムーディーズによれば、同社が格付け対象としている石油・天然ガス会社の破綻件数は今年これまでで、昨年通年の約2倍に上っている。石油・ガス業界での破綻増加により、米企業のデフォルト件数は09年以来の高水準となっている。

原題:Oil Bankruptcies Leave Lenders With ‘Catastrophic’ Recovery Rate(抜粋)

Rebecca Penty

最終更新:9月13日(火)14時10分

Bloomberg