ここから本文です

姫路市汚職事件 課長昇任直後に情報漏えいか

神戸新聞NEXT 9月14日(水)7時0分配信

 兵庫県姫路市発注の道路整備工事を巡る贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された同市道路整備改善課長の堀本匡宏(まさひろ)容疑者(56)が課長へ昇任した直後に入札情報を漏らした疑いのあることが13日、捜査関係者への取材で分かった。贈賄容疑で逮捕された会社社長は兵庫県警の調べに「(堀本容疑者が)工事の発注数が多い部署に異動し、課長にも昇任したので情報を教えてもらいたかった」との趣旨の供述をしているという。

 県警は同日、容疑を裏付けるため姫路市役所を約8時間にわたり捜索し、押収資料などを詰めた段ボール100箱以上を運び出した。また収賄容疑で堀本容疑者を、贈賄容疑で姫路市の土木工事会社「大成組」社長竹内俊明容疑者(61)を送検した。

 同市によると、堀本容疑者が課長に昇任したのは2015年7月1日付で、問題の入札は同月末に実施。県警は、同容疑者が前任の課長から引き継いだ資料を基に入札情報を把握し、同月中旬には竹内容疑者に伝えたとみている。

 同市への取材では、堀本容疑者が昇任前に所属していた「道路建設課」は道路の新設や拡幅を担当し、15年度の発注数は約60件。これに対し、昇任後の「道路整備改善課」は主に補修工事を担い、発注数は2・5倍の約150件だった。

 課長になると全工事の設計資料に目を通せるため、入札情報を把握する機会が増え、設計や発注、予算執行の決定権を持つなど権限も拡大するという。県警は竹内容疑者が受注を伸ばそうと、堀本容疑者の異動と昇任を機に情報漏えいの働き掛けを強めた可能性があるとみて、2人が関係を深めた経緯などを調べている。

最終更新:9月14日(水)9時57分

神戸新聞NEXT