ここから本文です

北野武「いちばん大きかったのは、やっぱり大学を中退するという決断だった」 就活生に読んで欲しい本

夕刊フジ 9月14日(水)16時56分配信

 就職活動や人生においてヒントになる、読んでもらいたい本を人材採用コンサルティング会社「株式会社カケハシスカイソリューションズ」の代表・中川智尚氏が紹介する新連載「就活生に読んで欲しい本」がスタートします。タレント本を中心にさまざまな本から、それぞれの生き方や哲学を解説していきます。



 北野武さん著書『新しい道徳「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか』を読み、芸人であり、映画監督でもある著者の発想や判断の土台となる考え方を知ることができたように感じました。経営者として、大学生、特に就職活動生にすすめたいポイントを紹介します。

 「いちばん大きかったのは、やっぱり大学を中退するという決断だった」と書かれている章に、こんな言葉があります。「子どもはなんだかんだいって、親や学校に教わった道徳観の下で生きている。大人になるということは、その誰か他の人が作ってくれた道徳の傘の下から出て、自分なりの価値観で生きる決断をするということだと思う」

 中退せずとも、大学から社会に出るということは同じ決断をすることなのだと、就活生には知っておいてほしいと思います。また、デジタルネイティブの若者が実感するのは難しいかもしれませんが、これは受け止めてほしい警告です。

 「インターネットで手軽に知識を得ることはできても、手軽に得られるのは手軽な知識でしかない。(中略)そりゃ、中にはすごい奴もいるとは思う。ネットで集めた情報だけで、原爆を作ってしまう奴だっているだろうし、世界を唸らせるような論文を書く奴だっているかもしれない。だけど、そういう奴はインターネットがなくたって、同じことをやれる」

 企業は、ネット検索が上手い若者ではなく、「インターネットがなくたって同じことをやれる奴」を採用したいのです。

■中川智尚(なかがわ・ともひさ) 株式会社カケハシスカイソリューションズ代表取締役。1965年島根県出雲市生まれ、京都大学経済学部卒。大手人材広告会社への就職を経て、人材採用コンサルティング会社で副社長として現場を指揮し、コンサルティング実績は1000社を超える。2011年6月に株式会社カケハシ スカイソリューションズを設立。「ミートボウル」「就キャス」「島キャン」など、大学生の就職活動支援サービスを展開している。

最終更新:9月14日(水)16時56分

夕刊フジ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。