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<プロ野球>「164キロは逆球」大谷、イメージ通りでない

毎日新聞 9月14日(水)0時11分配信

 ○日本ハム4-2オリックス●(13日・札幌)

 日本ハム・大谷は一瞬、悔しさを表情に出し、口を真一文字に結んで気を引き締めた。三回1死二、三塁、糸井への初球は外角に構えた捕手のミットと逆の内角に入る。日本球界最速の「164キロ」の表示が出たが、二塁手の頭上を越え、先制の2点適時打になった。本人は5イニングを投げ終えた後に球速を知り、「特に何とも思わない」とさらり。「逆球だったのでイメージ通りではない」と不満を述べた。

 45日ぶりのマウンドで2イニング、38球を投げた7日の投手復帰戦から「中5日」。この1球で2点を失ったが「最低限はできた。真っすぐは良くなかったが、それなりに組み立てられた」と全体的な手応えを口にした。

 一回、先頭の糸井をスライダーで見逃し三振に。二回はT-岡田をスライダーで見逃し三振、中島と西野は160キロ超の直球で空振り三振と、3者連続三振に仕留める。目安の80球を少し超える87球を投げ、160キロ以上は22球と降板するまで球威は落ちず、フォークも要所で効き、変化球の精度も上がった。

 直球は良くも悪くもいつもの大谷らしく制御が難しかったが、吉井投手コーチは「変化球を投げられているのはフォームが整ってきている証拠。見ている側は一安心」と、最大の課題だった投球バランスの向上を見て取る。次は「中7日」で21日のソフトバンク戦に登板予定。決戦へ、投手・大谷の準備は整った。【江連能弘】

最終更新:9月14日(水)0時11分

毎日新聞

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