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会社員と二足のわらじ Airbnbを原資にシェアハウス物件を購入

ZUU online 9/14(水) 6:10配信

会社員のSさん(30代)は、Airbnbホストとして4物件でゲストを迎え入れています。2015年には中古戸建てを購入して、シェアハウス運営にも乗り出しました。

Airbnb登録をきっかけに、個人の立場で積極的な不動産投資を行っているSさんにお話を伺いました。

■ホスト登録から半年で売上100万円超

2014年8月、SさんはAirbnbに登録しました。「1人暮らしの、千葉県の住居の写真を撮ってサイトに上げたら、すぐに予約が入りました。でも、ゲストはどうやって部屋に来るのか、鍵の受け渡しはどうするのか、貴重品の管理はどうしているのか……。何も分からなかったので、フェイスブック上で聞いてみたところ、親切な方が教えてくれました。不明点が解消されて、Airbnbホストを始めました」。

その後、Sさんは矢継ぎ早に物件登録を続けました。都内に2件、近郊に1件、さらに都内に6件。「始めてみたら、シンプルな仕組みで分かりやすい」。予約が入らない物件を撤退させながら、半年後には月100万円を超える利用料が発生するようになりました。現在、SさんはAirbnbに4物件を登録しています。

この間、2015年3月に神奈川県の中古戸建てを購入。「最初はAirbnbで貸して、一ヵ月で50万円以上になりました。この物件は(2015年5月から)全個室シェアハウスとして運用しています」。

会社員のSさんは、最初のAirbnb登録から9ヵ月後には本業の収入を超えるどころか、不動産を保有して賃貸収入を得るようになったのです。2016年に入ってからは都心部でも中古戸建てを購入しました。この物件も、リフォームが終わってからシェアハウスとして運用する予定とのことです。

実はAirbnbを始める前、幾つかの副業を試してみた経験があったそうです。しかし、どれも継続したビジネスにはなりませんでした。「(Airbnbホストの経験から)不動産の賃貸は、お金の流れ方がシンプルであることが分かりました。つまり、人が住めばお金が入ってきます。それで、中古物件を購入してシェアハウス運営を始めることにしたのです」。 

■10年先を見越してシェアハウス運営に移行

Sさんに、副業に注力している理由を尋ねました。「30歳になる数ヶ月前、何もしないとこのまま40歳になってしまう、と近い将来の自分の姿を想像しました。私の場合は、何を変えたかったかといえば、仕事を変えたかったのです」。Sさんの仕事は、社会で特別に有意義でありながらも、待遇面の改善が求められている分野です。Sさんは、副業を持つ周りの人の意見を参考にしながら、お金にも時間にも余裕があるように見える人は、多くの場合に不動産に関わっていると思い至ったそうです。

「Airbnbは、特に2014年当時は旺盛な需要があり、ホストをしているのが楽しくて仕方がありませんでした。外国人とのメッセージのやりとりも全く苦にならず、次々と物件を登録しました」。しかし、Airbnbホストを将来への投資として見た時に、例えば5年後にサービス自体がどうなっているのか、それは分からないという印象も持っていたそうです。

そこでSさんは、Airbnbホストを、自分で不動産を購入するための資金作りの活動として位置づけました。「Airbnbが近い将来、どうなっているのかは、私には分かりませんが、(自己所有の戸建て)シェアハウスからは5年後、10年後にも収入がありそうだなと思いました」。

最初に神奈川県の中古戸建てを購入する際には「会社員との二足のわらじ」であることが奏効したそうです。「シェアハウスとして活用できる中古戸建てを、相場よりも低価格で購入しました」。会社員を続けながらAirbnbで稼ぎ、節約生活に徹して自己資金を作り、銀行から融資を受けて不動産購入にあたったとのことです。

次に都心部の中古戸建てを購入した時には、最初に購入した物件の収支(レントロール/家賃明細表)も評価対象になったそうです。全個室5名用シェアハウスです。「最初の物件は、ほとんどリフォームの必要がありませんでしたから、あまり費用を掛けずにすぐに貸し出すことができました。次は都心部ではあるものの、築年数が経っているために、物件の価格に加えて売買手数料、リフォーム代を合わせて900万円ほどの費用が掛かりました。物件購入は銀行の個人融資を受けています」。

今後1~2物件を購入して、本業の3倍ほどのキャッシュフローが安定して生まれるようになったら、会社員を辞めてシェアハウス運営に専念したいです、とSさんは近い将来の展望を話してくれました。

■Airbnbホストとシェアハウス運営の違いとは?

2年間で外国人観光客向けのAirbnbホストと、全個室シェアハウスの運営を立て続けに始めたSさんに、集客の相違点を尋ねました。「Airbnbはサービスに登録をして、サイトから予約が入ったら1泊なり、2泊なりでゲストが宿泊します。シェアハウスは、私の場合はシェアハウス用のポータルサイトに登録をしていますので、お問い合わせを頂いたら内覧の案内をします。そして半年以上での契約の意向があれば、デポジット(預かり金)を頂いて、定期借家契約を交わします」。

一般的にシェアハウスは契約時に敷金、礼金が発生することは稀で、1~3万円が相場のデポジットが入居者側の初期費用になります。1人暮らしを始める時に、初期費用を抑えたい人のニーズをくみ取ります。それぞれの個室がありながらも、家屋に同居者が居ることで得られる安心感も、人気の理由の一つといわれています。
 
Airbnbは、簡単なサイト登録から予約が入りやすいのが特徴です。しかしながら、全てのホストがサイト上で宿泊の料金変更ができるために、同じような間取りの物件でも料金の差異が大きかったり、また繁忙期と閑散期で予約の入り具合に差が出やすかったりと、中長期的な収入の見通しを立てづらいといわれることがあります。

「Airbnbの特徴としては、予約が入る、入らないという流れ(変化)が速いことが挙げられます。2014~2015年半ばまでは活発な予約状況がありましたが、それ以降は状況が変わってきています。2015年末に物件を用意したけれど、収支が合わないままで撤退したという声も聞かれます。これから始める方は、慎重に戦略を練ってから参入するのがよいかと思います」とSさん。

その一方で、Airbnbホストの魅力は外国人との交流にあるので、「外国人と触れ合う機会が持てること。それを優先していればよいのではないでしょうか。民泊で稼ぎたい、を優先すると(予約状況の変化が速いので)時期によっては大変なことがあるかと思います」とのこと。

民泊の新法については、Airbnbで貸し出している物件のオーナーから民泊使用の許可が得られる場合は、新法に基づいてホスト登録をしたいです、とSさんは話します。許可が得られなければ撤退するそうです。

会社員を続けながらの不動産投資について尋ねました。「中途半端な姿勢ではなく、真剣にやればできます。正直しんどい時もありますが、今が我慢時です。(不動産投資で)2~3年のうちに勝負をつけよう、と決めて頑張っています」。10年後の将来像に向けて、Airbnbホストをきっかけに、自己保有のシェアハウス運営に乗り出しているSさんの不動産投資は、これからも続きそうです。(提供:民泊投資ジャーナル)

最終更新:9/14(水) 6:10

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