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日銀、社債買い入れ強化も 企業の資金調達を後押し

SankeiBiz 9月15日(木)8時15分配信

 20、21日の日銀金融政策決定会合を前に、市場では日銀による社債購入拡大も議論の俎上(そじょう)に上るとの見方が浮上している。同会合の「総括的な検証」では、マイナス金利政策の強化と国債購入の柔軟化を軸に今後の金融政策を検討する見通し。だが、マイナス金利の深掘りを温存した場合、市場は「金融引き締め」を意識する。このため日銀が社債を買い入れて利回り上昇を抑えるという見方だ。企業の資金調達も後押しできそうだ。

 日銀がどのタイミングでマイナス金利の深掘りに踏み込むのか、多くの市場関係者は見極め切れずにいる。

 金融機関からの反発が強いことや、導入から半年しか経っていないためだ。

 こうした中、市場の一部には、社債の買い入れ拡大を念頭に置く関係者も出てきた。SMBC日興証券の宮前耕也氏は「マイナス金利深掘りを温存し、買い入れ対象の国債の年限の短期化にとどまれば、金融引き締めと受け止められる。その場合に社債購入は検討対象になり得る」と話す。

 日銀がマイナス金利導入を決めた1月以降、社債の利回りは下がり続いている。7月下旬を底に反転したものの低水準のままだ。国債運用難のため、少しでも稼げる社債に投資資金が流れ込んだからだ。

 こうした中、日本企業の社債発行はハイペースで推移している。トムソン・ロイターによると、今年は今月14日までの社債発行が約14.9兆円。過去最高だった1998年の16.7兆円に迫る勢いとなっている。

 日銀が社債買い入れを強化すれば、企業が資金調達しやすくなる利点があるが、日本の社債市場は規模が小さいという問題点もある。宮前氏も「社債購入は国債を減らす分の補填(ほてん)にはならない」と指摘する。

 超長期国債の運用でダメージを受けている機関投資家からも懸念の声が漏れる。ある大手生命保険関係者は「日銀に社債にまで手を出されるとたまらない」と打ち明ける。

最終更新:9月15日(木)8時15分

SankeiBiz

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