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電気自動車で初の7人乗りSUV、100kWhのバッテリーで542km走行可能

スマートジャパン 9/14(水) 9:25配信

 テスラモーターズが日本国内で9月12日から、7人乗りSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の「Tesla Model X」の販売を開始した。これまで商用車では日産自動車の「e-NV200ワゴン」に7人乗りの車種があったが、乗用車では初めて7人乗りの電気自動車が市販される。米国では2015年9月からModel Xを販売している。

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 車体の全長は5037mm(ミリメートル)、全幅は2070mmで、国産車の7人乗りSUVと比べて少し大きめだ。通常のセダンに近い形状になっていて、内部は3列目のシートの天井が低くなる。電気自動車の特徴としてエンジンを搭載しないため、車両の前部と後部の両方にトランクを備えて収納スペースを広く確保できる。

 駆動システムは5人乗りの「Tesla Model S」で2014年に初めて採用したデュアルモーターによるAWD(全輪駆動)である。前輪と後輪を別のモーターで駆動する方式で、航続距離と加速力を向上させることができる。0-100km/h(キロメートル/時)の加速時間は3.1秒でスポーツカー並みだ。

航続距離は日産リーフの約2倍

 Tesla Model Xにはバッテリーの容量が60kWh(キロワット時)、75kWh、90kWh、100kWhの4種類のモデルがある。100kWhを搭載したモデルの航続距離は542km(キロメートル)を見込める。日産自動車の5人乗り電気自動車「日産リーフ」の最新モデルが30kWhのバッテリーを搭載して航続距離が280kmである。単純な比較はできないが、Model Xはリーフと比べて約2倍の航続距離になる。

 利用者から見て大きな特徴の1つは、後部のドアが上に開くウィングドアになっている点だ。上部の空間が大きく開いて2列目と3列目のシートに乗り降りしやすい。ただし車体の横に30センチメートル程度のスペースが必要になる。駐車場によっては上に完全に開けない可能性があり、日本国内では使いにくい状況も想定される。

 もう1つの特徴は自動運転の技術だ。Model Xには自動緊急ブレーキや側面衝突回避システムを含む「アクティブ・セーフティ・テクノロジー」を採用している。Model Sでは速度の自動制御や車線の維持・変更を補助する「オートパイロット」の機能もあるが、現時点でModel Xには搭載していない。Model Sのオートパイロット機能には問題点も指摘されていて、9月11日にソフトウエアのアップグレードを発表した。

 Model Xの日本国内の販売価格は895万円(税込み)からで、店頭のほかにオンラインでも予約を受け付ける。電気自動車には国のCEV(クリーンエネルギー自動車)を対象にした補助金を適用できる。Model Xも対象になる見通しだが、現時点では金額が決まっていない。5人乗りのModel Sでは60万円の補助金を適用できて、電気自動車では最高額である。

 テスラモーターズのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)はかねて電気自動車の優位性を主張して、トヨタ自動車などの燃料電池車に対抗する姿勢を鮮明にしている。新たに投入する7人乗りのSUVが日本の市場でどのくらい売れるかに注目だ。

最終更新:9/14(水) 9:25

スマートジャパン

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