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藤原麻里菜は“手作り珍発明”で大人気のユーチューブ芸人

日刊ゲンダイDIGITAL 9月14日(水)9時26分配信

 まさに「ニューウエーブ芸人」といえるだろう。何しろ芸を披露する晴れ舞台がテレビや劇場ではない。ネットを中心に話題を集め、人気急上昇中の藤原麻里菜の活躍の場は、動画再生サイト「ユーチューブ」なのだ。今ではチャンネル登録者数2万5000人超、総再生回数は700万回を超え、多くのメディアに取り上げられている。

 彼女の「芸」は工作。吉本の養成所を卒業して芸人になってから、毎日のように「歩くたびにおっぱいが大きくなる装置」や「10分で彼氏を作る方法(恋人つくり機)」などの奇抜な装置や実験工作を作り、その製作過程から実際に使用するまでを動画に収め、ユーチューブに「無駄づくり」というチャンネルをつくって公開している。

 おっぱいが大きくなる装置といっても、単に足踏み空気入れと風船をつなげてサンダルに接着しただけ。しかし、その動画を見ると笑える。その他の作品も真剣にアホらしさと向き合う姿が面白く、芸というよりむしろアートと評判になっている。

 5月にはマツコ・デラックスの「月曜から夜ふかし」に下町の発明家として登場、9月に東京国際フォーラムで開催される「アドテック東京」にはゲストスピーカーとして登場して話題となった。

 93年、神奈川県生まれ。美大を目指して美術系の高校に進学したが、美大受験に必要なデッサンが苦手で、美大進学を諦めNSC入り。珍発明の「明和電機」や赤瀬川原平の「超芸術トマソン」が好きで、続けていた工作を自分の「芸」にしたという。工作ゆえに、テレビや劇場で芸を披露するには向かず、ユーチューバーの道を選んだ形だ。作品はすでに100本以上。

 初個展「無駄な部屋」を昨年開催し、グーグルが主催している「ユーチューブ・ネクストアップ」に今年は入賞した。

「4000人の芸人を抱える吉本興業は、芸を披露する機会さえ得られない“食えない芸人”も多数いる。少しでも多くの芸人が食えるようにしたいという思いから、地方専従の“住みます芸人”を考案したり、ユーチューブ芸人を応援したりしている。藤原はそのひとりとして期待されている」(お笑い関係者)

 創作の動機はコンプレックスの解消。貧乳ゆえに思いついた「おっぱい装置」、彼氏がいないから「恋人つくり機」といった具合だ。欠点をネタにする「芸人魂」のあるアーティストといえよう。

最終更新:9月14日(水)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。